動物を飼うとは、「いのちを預かる」ということ。
犬や猫を飼っている人、これから飼う人への大切なお願いです。
■不幸な命を生み出さない
犬や猫は一度にたくさんの子どもを産みます。世話できる数以上の動物を抱えてしまうと、過密な環境で掃除も行き届かず病気になるなど、動物を苦しめてしまいます。それだけでなく、においや騒音で近所の人に迷惑をかけることも。
また、増えすぎたために遺棄され、交通事故や殺処分などの不幸な目に合う犬や猫がいます。
■大切な家族だからこそ不妊・去勢手術を
大切な家族であるペットの幸せのために、飼い主が責任をもって不妊・去勢手術をしましょう。
子犬や子猫が生まれても世話できないという飼い主は、不妊・去勢手術など繁殖制限の措置をすることが法律で義務付けられています。
不幸な命を生み出さないことも飼い主の責任です。
◆2022年度殺処分数
・犬 322頭 全国ワースト1位(2018年度 1,522頭)
・猫 297匹(2018年度 739匹)
2019年3月に「しっぽの森」を開設してから殺処分数は減少していましたが、22年度は増加に転じ、犬の殺処分数は再びワースト1位に。
◆不妊・去勢手術のメリット
◯健康面
・繁殖行動や性ホルモンに関係する病気がなくなり、長生きできる
・メスは、妊娠・出産による肉体的負担がなくなる
・オスは、なわばりやメスをめぐるけんかでケガを負うリスクが減る
◯行動面
・性格が落ち着き、穏やかになる
・発情期特有の困った行動がなくなる(大きな鳴き声、外にでたがるなど)
■みなさんの疑問にお答えします!
◯うちの子は室内飼いだから大丈夫ですよね?
脱走したり、災害時に家から出てしまうことがあります。室内飼いであっても不妊・去勢手術が必要です。
◯子犬が産まれたら知り合いに声をかけて飼ってくれる人を探すつもりです。
犬は1回の出産で3〜10頭、猫は4〜8匹の子どもを産みます。責任を持って飼ってくれる人を確実に見つけられますか?
◯手術にリスクはないのですか?
全身麻酔のリスクはゼロではありませんが、獣医さんによる適切な麻酔管理で軽減できます。
◯手術費用が負担です…
県内の各市町では、手術費用の一部を補助しています。詳しくはホームページをご覧ください。
問い合わせ先:生活衛生課
【電話】087-832-3179
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