■乳幼児期の親子のアタッチメントが大事
アタッチメントとは、子どもと養育者の間の情緒的なつながりのこと。乳幼児期に形成することで「自分は守られている・愛されている」と安心感を得ることができます。
また、後の対人関係に好影響を与えたり、好奇心・協調性・がんばる力・自己抑制・自己主張などの「学びに向かう力」の土台となったりします。
■家庭でできるアタッチメント形成方法とは?
「安全な避難場所」になる。
子どもが怖さや不安を感じた時に、その気持ちに寄り添い、落ち着かせると、子どもの心は安定します。
「安心の基地」になる。
子どもは保護者を「基地」にして、遊びや探索に出ていき、そこで様々な経験を深めていきます。それが「学びに向かう力」につながります。
■ポジティブな養育行動をすることでアタッチメントを形成する
○あたたかさ
スキンシップや「すごいね」などの声かけ。また、怖がっているときに安心させたり、うまくできた時に一緒に喜んだりすること。
○敏感さ
子どもがぐずった時に理由をわかろうとしたり、子どもが何を欲しているのかを察しようとしたりして、保護者がその気持ちを立て直してあげること。
○やりとりあそび
親子でコミュニケーションをとりながら、一緒に遊ぶこと。
○意欲の尊重
危険なこと以外、基本的には子どもがしたいことを最後まで見守る姿勢。
子どもが必要としたときに、それに気づいてあたたかく接することが大切です。意識して取り組んでみてください。(李知苑)
問合せ:生涯学習課
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