■インターネット上の人権侵害をなくそう
人との連絡手段や情報検索など、インターネットは私たちの生活に欠かせないものとなっています。インターネットは私たちの生活を便利にする一方で、その匿名性や情報発信の容易さから、人権に関わるさまざまな問題も発生しており、自分自身が被害者にも加害者にもなる可能性があります。
今月は、決して他人ごとではない「インターネット上の人権侵害」について考えてみましょう。
▽インターネット上でできること
(1)情報検索
(2)情報発信
(3)交流(メール、SNS※)
※文章や写真などで自分を表現したり、他者と交流するサービス
(4)動画、音楽、映画、電子書籍等を楽しむ
(5)買い物 など
▽インターネット上の人権侵害の例
「主に上記(2)や(3)で起こります」
・個人に対する誹謗中傷
・名誉やプライバシーの侵害
・SNS等におけるネットいじめ
・特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動(ヘイトスピーチ)
・「部落差別(同和問題)」に関して特定の地域を同和地区であると指摘するような投稿 など
▽インターネット上の人権侵害の特徴
・加害の容易性(誰でも簡単に書き込みができる)
・匿名性(匿名での書き込みが可能)
・被害回復の困難性(情報発信者が特定されにくい)
・被害の拡散性(掲載した情報は完全に消すことが難しい)
▽インターネットを利用するときのルールとマナー
・悪口や差別的な内容、また他人の書き込みを“あおる”書き込みをしない。
・根拠のないうわさ話は載せない。拡散しない。うのみにしない。
・他人の個人情報を無断で掲載しない。
・雑誌や書籍の写真・記事を勝手に掲載しない(著作権)。
▽もっと詳しく知りたい方へ
法務省ホームページ(インターネット上の人権侵害をなくしましょう)
◎顔の見えない世界だからこそ、相手の人権を尊重する意識を忘れず、気持ちよくインターネットを利用しましょう。
問合せ:人権推進課
【電話】087-894-9088
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