詳しくは、広報1月号の折り込みチラシをご覧ください。
◆せとうち石の島のストーリー概要
瀬戸内備讃諸島の花崗岩と石切り技術は、長きにわたり日本の建築文化を支えてきました。日本の近代化を象徴する日本銀行本店本館などの西洋建築、また古くは近世城郭の代表である大坂城の石垣など、日本のランドマークとなる建造物が、ここから切り出された石で築かれています。
島々には、400年にわたって巨石を切り、加工し、海を通じて運び、石と共に生きてきた人たちの稀有(けう)の産業文化が息づいています。世紀を超えて石を切り出した丁場は、独特の壮観な景観を形成し、船を操り巨石を運んだ民は、富と迷路のような集落を遺しました。今なお、石にまつわる信仰や生活文化、芸術が継承されています。
日本遺産「せとうち石の島」は、岡山県笠岡市と香川県丸亀市、土庄町、小豆島町の2市2町で推進しています。
◆丸亀市の構成文化財の一部を紹介します!
市の構成文化財は本島に6つ、広島に6つあります。
▽[市指定史跡] 塩飽本島高無坊山石切丁場跡(しわくほんじまたかんぼうやまいしきりちょうばあと)(本島)
大坂城築城時に細川家の石切丁場として稼働していた場所です。尾根筋や谷筋には残石があり、作業組を表す刻印が施されています。細川家文書には、この石切丁場と大坂城築城との関係を示す記載があり、大坂城の石切丁場として遺構と文献が合致する貴重な史跡です。
▽尾上邸(おのえてい)(広島)
江戸時代に廻船問屋として栄えた尾上邸。尾上氏の屋敷はまるで城のような高い石垣をめぐらせた豪壮な建物で、塩飽大工と呼ばれた人たちの技術が随所に発揮されています。石垣には、島で採掘される花崗岩(青木石)が使われています。尾上邸は、宿泊や施設見学もできます。
「せとうち石の島」のストーリーや他の構成文化財についての詳しくはこちら(本紙12ページの二次元コードをご参照ください。)
◆広島江の浦港待合所がリニューアル
リニューアルした広島江の浦港待合所で、1月27日(土)から島ピザの販売を開始します。
販売日時:土・日曜、祝日の午前11時~午後4時頃
メニュー:島の食材を使ったピザ、飲み物
問合せ:生活環境課
【電話】24-8809
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