[計画期間]令和6(2024)年度〜令和9(2027)年度の4年間
【目標 2050年カーボンニュートラルの実現と経済と環境の好循環の創出】
現在の状況
・令和4年3月に策定した高知県脱炭素社会推進アクションプランに基づき、2050年カーボンニュートラルの実現と経済と環境の好循環の創出に向けて取り組んでいます。
・特に、2030年度の温室効果ガス排出量削減目標(2013年度比▲47%以上削減)に向けて、省エネ化の推進と、再生可能エネルギーの導入を促進してきました。
・県民や事業者の環境意識・省エネ意識の向上や、燃料費高騰を受けた省エネ化の取り組みが進んだことなどにより、県内の温室効果ガス排出量は減少傾向にあります。
▽高知県内の温室効果ガス総排出量の推移
ピンクの線…目標削減量までの進捗率(2030年度までの目標削減量▲3,597千t-CO2を100とする)
青い線…2013年度から2030年度まで平均的に削減して目標排出量を達成すると仮定した場合の進捗率
2013年
↓
2021年(最新年)…青い点線に比べてピンクの線が上にあるので、現状は順調に推移
↓
2030年度目標排出量
5,980千t-CO2
しかし、2030年度の目標達成にはもう一段の削減が必要です。特に、今後の経済活性化を踏まえると、引き続き、オール高知で、さらなる取り組みの推進が必要です。
▽[経済と環境の好循環の創出]
省エネや再エネといったカーボンニュートラルに向けた取り組みは、家庭や企業の光熱費削減や売電収入の増加、さらなる高効率機器への設備投資などの産業振興にもつながり、今後の経済成長のけん引役となるものです。
●第II期アクションプランを3つの柱で推進します。
柱1 CO2削減に向けた取り組み
・農林水産業でのデジタル化・スマート化による省力化
・事業者向け太陽光発電の導入やエネルギー使用状況の見える化の支援
・家庭向け省エネ家電等購入応援キャンペーン(第2弾)の実施
・家庭向け太陽光発電導入の支援(市町村経由)
・「環境パスポート」を活用した家庭での取り組みの推進
・公共交通の利用促進キャンペーン
・吸収源対策としての林業振興策の強化
柱2 グリーン化関連産業の育成
・県内事業者の環境に配慮した製品、サービスの開発・研究への支援
・ポータルサイトを活用した県内事業者の環境に配慮した製品・サービス等の普及
・バイオマス資源からLPガスの生成を目指すグリーンLPガスプロジェクトの推進
柱3 オール高知での取り組みの推進
・日常生活の中で環境に配慮した行動への変容を促す普及啓発の実施
・一体的な環境教育の推進
・市町村独自の取り組みを支援することによる県全体でのカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みの推進
・県有施設の高効率化・公用車の電動化など、県庁自身の省エネの取り組み
●[お知らせ]
環境パスポート
環境パスポートは、ユーザーの温室効果ガス排出量・削減量の見える化、環境にやさしい取り組みの共有、環境関連イベントの告知などを通じて、県民のみなさまに、日常の身近なことから楽しく脱炭素に向けた行動をしていただくためのWebサービスです。
▽詳しくはこちら!
【HP】https://eco-pass.pref.kochi.lg.jp
●こうちの脱炭素スタートサイト「こっから。」
脱炭素に向けた取り組み方法や、行政の支援制度、県内の事業者の環境に配慮した取り組みなどのさまざまな情報が集まるポータルサイトです。地球温暖化に関する学びの情報やまんが動画なども掲載していますので、ぜひご覧ください。県全体でカーボンニュートラルを目指して、“こっから”一緒に取り組みましょう。
▽詳しくはこちら!
【HP】https://cn-portal.pref.kochi.lg.jp
問い合わせ:県庁 環境計画推進課
【電話】088-821-4841
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