■仁淀川町で未来を築く
来春、地域おこし協力隊での3年目を終える私は、竹ノ谷地区で新たな事業を始めます。
都市部の人々に5日間の自給自足生活体験をしていただく事業です。それはキャンプに似ていますが、基本的な生活スキルを身に付け、伝統的な田舎の習慣を体験するホームステディングです。
他の国では、多くの人が自給自足のライフスタイルに興味を持っています。ホームステディングは、不確実な未来に備えたい、自然と調和して暮らしたいという思いから、自分たちで食べ物を育て、必要なものを作ります。
当社の名前は「カブホームステッド」です。私がこのビジネスを始めたいと思った理由は、日本の田舎は自立して持続可能だと思ったからです。ホームステディングの目標を達成するためには、現代のような便利なものがない時代に人々がどのように暮らしていたのかを振り返ることから考えなければなりません。次に、環境に害を及ぼさないイノベーションとテクノロジーを考えます。
具体的には、合成肥料や危険な殺虫剤を使わずに食料を栽培すること、堆肥を作ること、まき割りをすること、再生可能エネルギーを生成する方法を学ぶこと、森で食料を調達すること、食料を保存する方法などがあります。さらに、火の起こし方や水を安全に飲めるようにする方法など、基本的なサバイバルスキルも学ぶことができます。
私は、人々が伝統や文化などの価値観を再認識し、自立を促進する実践的な体験に参加することで自然を感じ、強靭(きょうじん)なコミュニティを構築する方法を学ぶことができる空間を仁淀川町で体験できるようにしていきたいと思います。
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