文字サイズ
自治体の皆さまへ

教育委員会だより

17/24

高知県仁淀川町

■わが町の教育を考える〔その(5)〕
○学力、体力、子どもたちの意識について
全国学力・学習状況調査(令和5年度)は、小学校(国語、算数)では、全国平均と比べてやや下回り、県平均をやや上回りました。中学校(国語、数学、英語)では、全国平均と比べて国語は上回りましたが他の教科はやや下回り、全体では県平均と比べてやや下回りました。
体力テスト(令和4年度)は、小中学生ともに全国平均とほぼ同等の結果となりました。子どもたちの意識調査(令和4年度)については、「自分にはよいところがあると思う。」「将来の夢や目標をもっている。」では約8割、「自分からすすんであいさつをしている。」では約9割の児童生徒が肯定的な考えをもっていました。
学校では、各調査の結果をふまえ、思考力、判断力、表現力、応用力などを高める授業改善に取り組んでいます。

○部活動の現状から
仁淀川町の部活動の種類については、卓球部、バレーボール部、ソフトボール部が池川中学校・仁淀中学校ともにあり、文芸部は池川中学校のみ、柔道部は仁淀中学校のみとなっています。生徒数の減少は中学校の部活動に大きな影響を及ぼしています。団体競技で一定の人数を必要とするバレーボール部は両校で、ソフトボール部は両校に合わせて佐川町の尾川中学校と3校合同チームをつくって大会に出場しています。
部活動を取り巻く変化として、国は学校教員の働き方改革をふまえ、令和7年度末までをめどに、部活動の指導者を教員から地域のスポーツクラブなどへ移していく取り組みを進めています。仁淀川町では指導者の確保が喫緊の課題となっています。

■学校再編検討委員会だより
学校再編検討委員会は、主に学校の数(適正規模)と学校の場所(適正配置)について検討しています。
11月30日に第2回学校再編検討委員会を開催しました。今回は、主に学校の数について検討を行い、学校再編検討委員からは次のような意見がありました。
・十数年前にも学校再編の検討をした。二度と再編検討をすることがないよう、今回しっかり検討すべき。
・子どもファーストで考えてほしい。
・地域から学校がなくなるのはさみしいという声を聞く。
・学校統合は多くの財政負担が必要と思う。学校を一つに統合するのはやめた方がよい。
・財政上の問題はあるだろうが、小中一貫校(小1校、中1校)が望ましい。
・小中一貫校(小1校、中1校)にするとしても段階的に、まず、別府小学校と長者小学校を一つにしてはどうか。
・複式学級は子どもにも先生にも大変な状態が生じている。複式学級を解消する手立てをしてほしい。
・現在、養護教諭が常駐していない学校がある。養護教諭が学校にいないことは子どもにとって大変厳しい状態。
次回の学校再編検討委員会では、学校の数(適正規模)の意見をまとめていくとともに、学校の場所(適正配置)について検討を行う予定です。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU