■わが町の教育を考える〔その(6)〕
□不登校・いじめなど
近年、子どもたちを取り巻く環境は多様化するとともに、一人一人が抱える問題も複雑化しています。
不登校について、町内では数は少ないですが、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、教育相談員など関係機関が連携して、課題解決・未然防止に力を入れています。
いじめの発生件数は、令和4年度は小中学校合わせて約20件もありました。スマートフォンゲーム、タブレットの利用頻度が高くなるにつれて、心配な状況が発生してきているように思われます。表面化していない隠れた事案が生じている恐れもあり、小さな変化を見逃さないよう心掛けています。
□変わりゆく学校
時代の変化に合わせて、学校での子どもたちの学びも変わってきています。小学校での外国語教育の取り組み、インターネットを活用した授業、地域交流や体験学習など10年前と比べて、子どもたちの教育環境は目まぐるしく変化しています。小学生は、ランドセル、手提げバッグだけでなくタブレット機器も持って通学しています。
また、学校教員の働き方改革が進められています。常態化している教員の時間外勤務を削減するためのサポート体制の充実や、教員による登下校対応や清掃業務の切り離しなど業務負担の見直しが検討されています。
※スクールソーシャルワーカーの仕事とは
児童生徒が生活の中で抱えているいろいろな問題の解決を図ることを目的としています。学校、家庭、地域で暮らしやすい生活の支援や福祉制度の活用などを通して、児童生徒の支援を行っています。
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