■空き家が 地域を元気にする 交流の場所へ うまれ変わります
インタビューした人:阿部航太さん 阿部美香さん
令和4年から土佐市の地域おこし協力隊として「外国からの技能実習生と地域住民との交流づくり」をテーマに活動中。高岡町の空き家を改修し、国際交流がうまれる拠点作りをめざす。航太さんは埼玉県、美香さんは三重県の出身。
空き家の活用方法や、地域とのかかわりについてお聞きしました。
(聞き手:空き家相談員 タナベ)
◆どうやって空き家をみつけたの?
まちを歩いてまわったり、商工会や空き家相談窓口で聞いたり、ネットで探したりしました。でも、空き家はたくさんあるのに、借りられる空き家がなかなか見つからなくて苦労しました。そんなとき、市役所の方が紹介してくれたお家を借りられることになりました。
◆空き家でどんなことをするの?
わたしたちは、土佐市で暮らしている外国人技能実習生と地域の方が交流できる場所を作りたいと思っています。現状では、それぞれに接する機会や場がなく、文化や言葉の違いが壁になっています。
そこで、この空き家を改修して外国の食材が買えるお店を開いたり、食事会やイベントなどを開催することで、みんなが気軽に集まれる場所をつくっていく予定です。
◆どんな空き家を探していたの?
古くてもいいから自分たちで直せるお家を探していたんですが、思ったより改修にお金がかかることが分かって断念。ある程度すぐ使える状態の空き家を探しなおしました。
◆空き家を探している人はいる?
たくさんいると思います。わたしたちの周りだけでも、数人はいますよ。空き家相談窓口で紹介してもらえる物件がもっと増えたらいいのにな、と思います。
▽〜⼤家さんの親族Мさんから応援メッセージ〜
利⽤者のみなさんに新しい友達ができたり、暮らしやすくなるきっかけになったら嬉しいです。ご近所の⽅も「周りに空き家が多くてさみしい感じだったから、家に灯りがつくのはうれしい」と⾔ってくれています。⾊んな⽅に「ちょっと顔をのぞいてみようかな」と思ってもらえるように、盛り上げていってくださいね。
「空き家をこんな風に使ってほしい」「こんな人に貸したい、売りたい」など、お気軽にご相談ください。
(一社)土佐市観光協会 空き家相談窓口
【電話】088-881-3359(担当…タナベ)
営業時間:8:30~17:30
定休日:年末年始
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