土佐町 農畜林振興課
営農指導員 千頭健司
◆4月からの畑の準備について
▽野菜つくりの基礎知識について
・野菜をつくるには、水をやって肥料を与えればよく育ち、実も大きくなるもだと思われがちですが、決してそうではありません。土の中の養分を吸収する根が大切であり、これが十分伸びることができる環境をよくするのがポイントです。野菜の根は、トマト、スイカなどは、深さメートル以上、横に2.5メートル以上にもねが張ると言われています。
・日本は雨が多いのでほとんどの土は酸性土壌です。
・まずは、野菜が健康に育つために土壌改良剤を入れましょう。苦土石灰や有機石灰などアルカリ分を施用しましょう。一般に1平方メートル当たり1握り(約100gほど)を散布します。
▽畑の面積から肥料の計算の仕方について
・幅4m×長さ6mの畑に野菜を植える予定
10a当たり 苦土石灰の施用量 150kg
〃 組合有機化成肥料 100kg
・4m×8mの畑ではどれくらい肥料を施用したらよいか?
畑の面積は4m×8m=32平方メートルになります。
10a=1000平方メートルですので32/1000=0.032(3.2%)
苦土石灰は150kg×0.032=4.8(約5kg)
組合有機化成は100kg×0.032=3.2(約4kg)
※注意:苦土石灰の場合は、植え付け10日前ぐらいに散布しましょう。
*詳しくは本紙をご覧ください。
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