土佐町 農畜林振興課
営農指導員 千頭健司
◆7月の畑の管理について
・梅雨の動きに注目しましょう。
・雲雨天日が続く梅雨は、農産物の生育に大きく影響します。
・果菜類では着果不良や病気等が問題になります。
・日照不足になると軟弱な生育となり、病気の発生を助長します。
(1)ナスの更新剪定について
更新剪定の実施の判断について(6月~7月頃に3カ月の気象予報を調べる)。
・秋が平年より早く訪れる場合についての剪定は実施しません。
・秋が平年並みの場合は、7月下旬頃に実施します。
・残暑が厳しく、秋の訪れが遅い場合は(8月10日)前後に実施します。
※剪定の程度について
強:全体のほとんどを選定する。
中:全体の50%程度を選定する。
弱:全体の20%程度を選定する。
※更新剪定について
◆ミニ知識
(1)かぼちゃの整枝剪定について
○親づる1本仕立て
枝同士の養分の競合がないため最も着果が安定する。1本仕立ては、15~18節の着果、同時着果性が本数増加に応じて減少する。
○子づる2本仕立て
1本仕立てに次いで着果数が多くなる。
○子づる3本仕立て
子づる仕立ての整枝栽培では、3本仕立てまでが有利。4本仕立て以上は、同時着果性が本数増加に応じ減少する。
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