◆農業委員会からのお知らせ
○令和5年農地の賃借料情報について
農業委員会を通した賃貸借契約の状況を農地の賃借料情報としてお知らせします。この情報は、令和5年1月から12月までの1年間に新たに賃貸借したものです。件数が少ないため、賃貸借に際しては、農地の条件等に応じて貸主、借主の両者の協議により賃借料の設定をお願いします。なお、この期間における、使用貸借(無償での賃借)はありませんでした。
○令和5年度農地の権利移動等の状況について
令和5年度の農地の権利移動等についてお知らせします。これは令和5年度中に農業委員会が許可または受理したもの、町が公告を行ったものです。
なお、農地の所有権移転、賃貸借・使用貸借の場合には農業委員会の許可が必要です。農地を墓地や住宅などに転用する場合は、事前に県知事の許可が必要なため農業委員会に申請をしなければなりません。
また、農地を相続した場合は届け出が必要です(農地には現況が農地でなくても登記地目が田・畑などである場合も含みます)。
○農業者年金のご案内
農業に従事する方が加入できる農業者年金は、政策年金で農業者が積み立てた保険料を独立行政法人農業者年金機構が運用し、老後に年金として受け取る制度です。年金原資の額に応じて年金額が決まる積立方式(確定拠出型)の年金で、保険料の額は月額2万円から6万7千円の間で、千円単位で自由に決められ、いつでも変更可能です。
(1)国民年金第1号被保険者
(2)年間60日以上農業に従事
(3)20歳以上60歳未満の方、または60歳以上65歳未満の国民年金の任意加入者
の3つの要件を満たす方ならどなたでも加入でき、農業者の配偶者や家族従事者も加入できます。支払った保険料は、同一生計の家族の分を含めた全額が社会保険料控除の対象となり、大きな節税効果を得られます。また、認定農業者で青色申告者であることなど要件を満たせば最大月額1万円の国からの保険料補助があります。
(※受給時に要件があります。)
問い合わせ先:土佐町農業委員会(土佐町役場農畜林振興課内)
【電話】82-0484
◆森林経営管理制度をご存じですか?
▽制度の概要
平成30年5月に森林経営管理法が成立し、平成31年4月から「森林経営管理制度」の運用が始まりました。この制度は、経営管理(下刈り、枝打ち、間伐などの手入れ)が行き届いていない森林において、適切な経営管理を行い、森林の多面的機能の発揮と林業の成長産業化を目的としています。
▽制度の流れ
現状として個人の所有する森林は、手入れの行き届いていない森林が多く、森林経営管理法では森林を適切に経営管理する義務は森林所有者にあることを明記しています。その上で、町が森林所有者の経営管理に関する意向調査し、森林所有者が希望する場合は経営管理権(土地の所有権は含みません)を「森林経営管理権集積計画」で設定し、この権利を町に委ねます。権利を設定した森林のうち、林業経営に適した森林は意欲と能力のある林業経営体に経営管理をさせ、自然条件に照らして経営に適さない森林は町が間伐等で森林整備を行います。
▽意向調査
現在、調査区域は所有者や境界が比較的明確な森林の多い区域を優先しながら実施していますので、意向調査のアンケート用紙がお手元に届いた方は、回答へのご協力をお願いします。また、自己所有の森林について、今後自分で管理が難しいなどの理由により、町に管理を任せたいといった意向があれば、意向調査対象地区(アンケート配布地区)でなくても、個別に意向調査をさせていただくことも可能ですので、ご希望の方は土佐町農畜林振興課までお問い合わせください
▽森林の多面的機能
・災害防止
・地球温暖化の防止
・水源かん養
・木材生産
制度に関する問い合わせ先:土佐町役場農畜林振興課
【電話】82-0484
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