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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊によるよそもん通信第48号

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高知県越知町

よそもん通信とは、固定概念なくまちの魅力に気付くことができる地域おこし協力隊を「よそもん」と置き換え、その活動内容を町民の方々に広く知ってもらうためのものです。

■サトウ(地域活性・環境保全)原木マイタケ初収穫のご報告!
以前より進めていた「原木マイタケ栽培」で初めてマイタケを収穫しました!
収穫までの流れは「原木カット→ドラム缶で原木をゆでて殺菌→マイタケ菌の植菌→暗室で培養→埋め込み→収穫」です。
この工程で「ドラム缶を使った殺菌」の際には、町内での竹林整備で伐採した竹や倒木除去した木材を燃料として使用しています。
「暗室での培養」は山間部での空き家を使用させてもらいました。
「埋め込み」は使用していない空き地を使わせてもらいました。
自分のミッションである「地域活性・環境保全」と「原木マイタケ栽培」はとても親和性が高く、協力隊を卒業した後も、自身のなりわいとして継続することができる仕組みと考えています。
未経験で始めたマイタケ栽培でしたが、いの町の「氷室の里」の方たちから教えてもらって、なんとか収穫までたどり着きました。
ですが、まだまだミスがあったようで、収穫量は思ったよりも少ない結果となりました。
今後はこの活動・栽培方法などをよりブラッシュアップして今後もより良いものにしていきたいと思います。
今回、いろいろ手伝っていただいたり、差し入れをいただいたり、気をもんでいただいた方たちへ、収穫の報告をした際に見せてくれた笑顔は、今後の人生の中で、忘れられないとっても印象深い自身の1ページとなりました。

■シミズ(特産品開発)残り4カ月!ラストスパートです!!
越知町の地域おこし協力隊に着任して、早いもので2年と8カ月が過ぎ、来年4月で任期終了となります。
2年前に埼玉県から縁もゆかりもない、知り合いもいない越知町に移住した当初は、緊張と不安の日々でした。
越知町の地域おこし協力隊は、ミッション(任務)は決まっているものの、具体的に何をやるかはそれぞれが考えて動かなければなりません。最初は何が正解かが分からず、悩んだ時期もありました。
越知町のことを知るために、移動販売車について集落を回ったり、収穫や草刈りのお手伝いをしたり、伝統行事に参加させていただいたり、サークルに通ったりするうちに、少しずつ知り合いが増えていき、仕事や生活の相談もできるようになりました。
そうしているうちに、「手伝っちゃろ!」と協力してくださる人が増え、今では道の駅などで販売する商品を一緒に製造しています。
越知町に移住する前の目標の一つに「自分で企画した商品を商品化する」というものがありましたが、それがほんの少しずつ実現しています。
それは、私一人ではできませんでした。
お母さんたちの知恵とサポート、そして「試作するんだったらこれ使って」と手間暇かけて育てた野菜や塩漬けなどの加工品を提供してくださる方、長年培った技術とレシピを惜しみなく教えてくださる方、いつも応援してくださる大家さんなど、今まで暮らして来た場所では考えられない、人のつながりと優しさが、この越知町にはありました。
今年の5月に「ひかり舎(や)」という個人事業を立ち上げ、卒業後も越知町に住むことにしました。
不器用な私はもどかしい程のスローペースかもしれませんが、これからも目標に向かって一歩ずつチャレンジしていきます。
まずは、今までイベントでしか販売してこなかった山椒入りの豚まん「おちまん」を、産市などで販売してみたいと思っています。

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