■各会計の決算
各会計の決算額は左の表のとおりです。
特別会計は下水道事業や国民健康保険事業など特定の事業を行うために一般会計と区分して設置されている会計です。令和5年度に特別会計で赤字となった会計はありませんが、なかには一般会計からの多額の収入(繰入金)によってまかなわれている会計もあり、一般会計とともに、健全な財政運営に努める必要があります。
■財政状況家計簿(町民1人あたり)
下の表は令和5年度の一般会計決算額を町民1人あたりに置き換えたものです。食費、医療費等、借入金返済の必要経費だけでも40万円以上あり、給料(町税)だけではまかなえず、親からの仕送り(地方交付税等)に頼っていることが分かります。この仕送りも今後減っていくことが想定されるので、収入では給料(町税)の確保に努め、支出では食費や日用品、住宅費等を削ってやりくりする必要があります。
令和5年度は町民1人あたりの貯金残高(基金残高)は増えていますが、これは人口減の影響によるものです。今後、親からの仕送り(地方交付税等)の減少等により、さらに貯金を取り崩すことも予想され、厳しい状況が続くことが見込まれます。
※令和5年度の一般会計決算額を令和6年3月31日現在の人口(4,892人)で割って計算しています。
■健全化判断比率・資金不足比率
令和5年度決算に基づいて算定された「財政健全化判断比率」・「資金不足比率」は左の表のとおりです。
これは、地方公共団体の財政の健全化を判断する指標です。この指標が基準以上になる場合には、財政健全化計画などを策定することが義務付けられています。
越知町では、すべての数値が基準内となっています。将来にわたって、行政サービスを確実に実施できるよう、安定した財政健全化に努めていきます。
※赤字が生じない場合は「-(該当なし)」で表示し、参考に黒字比率を(△)で示しています。
※資金不足が生じない場合は「-(該当なし)」で表示しています。
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