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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊によるよそもん通信第57号

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高知県越知町

よそもん通信とは、固定概念なくまちの魅力に気付くことができる地域おこし協力隊を「よそもん」と置き換え、その活動内容を町民の方々に広く知ってもらうためのものです。

■大桐広場リニューアル
クリス(PR・デザイン・観光)
みなさん、こんにちは。協力隊のクリストフです。今日は、私が手掛けている新しいプロジェクトをご紹介したいと思います。
これまでに、私は2つ壁画を描かせていただきました。一つは国道沿いの文旦の壁画、もう一つは鎌井田簡易郵便局に描いたスタンプの壁画です。そして、現在新たに描いている地上絵についてご紹介します。
場所は桐見ダムの先にある大桐広場です。ここはかつて、ローラースケート場として作られた大きな円形の広場で、初めて越知町に来た際、この広場を見たときの驚きは今でも忘れられません。円形広場のペンキが薄れ、公園自体もあまり使われていない状態でした。
そこで、新しく地上絵を描き、この場所の認知向上や活性化を図ろうと決心しました。1カ月ほど前に作業を開始しましたが、天候や広い面積のペンキ塗りに苦戦しています。どのような絵を描いているかはまだ秘密ですが、興味がある方は、ぜひ大桐広場に立ち寄って見てください。越知町を代表する素敵な絵をお披露目します!
完成後は広場でスケートイベントを開催する夢もあり、まだまだやりたいことがたくさんあります。皆さんの温かい応援をどうぞよろしくお願いします。

■越知の植物を保全しています
カトウ(地域活動支援・地域活性化)
今回は、町の自然保護活動についてご報告します。
7月17日に、横倉山自然の森博物館の指導のもと、越知小学校の5年生とともに、「コオロギラン」の保護柵の設置をしました。「コオロギラン」とは、牧野富太郎博士が命名した植物です。わずか5cmほどの背丈で、運よく出合えたとしても、落ち葉の間からかろうじて顔をのぞかせる程度です。気が付かずに踏んでしまうことも少なくはなく、「コオロギランを守りたい」と、子どもたちは自分たちで作成した看板を設置しました。中には、英語や韓国語や中国語など、多言語で表記しているものもあり、自然を大切にしたいという思いを感じました。
また今年度、越知町は、高知県立牧野植物園の植物分布調査の重点地域となっています。ほぼ毎月、植物園の先生とボランティア調査員の方とともに、調査会が開かれています。生態系を保全していくためにも、どんな植物が生育しているのかを把握するこの調査は大変重要です。
調査の中では、これまで越知町で発見されていなかった植物が見つかることもありました。
これまで、私は親子の「自然遊び広場」をつくってきました。遊びの中で自然に親しむことは、自然保護の第一歩だと考えています。
自然にさらに興味を持っていただいた方には、自然の素材を使ったクラフト教室や樹木の名前を学ぶ講座も不定期で開催しています。ご参加をお待ちしています。
今後も越知町の豊かな自然を守り、次世代に引き継いでいけるよう努めてまいります。

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