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~地域で取り組むフレイル予防~ いきいき100歳体操(1)

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鳥取県南部町

人生100年時代と言われる現代で、高齢になっても住み慣れた地域で自分らしく過ごしたいと考える方は多いのではないでしょうか。
南部町の高齢化率は今年9月末時点で約39%、2・5人に1人は65歳以上の高齢者です。今後もこの割合が増えていくことが予想されます。高齢になってもいきいきと暮らすためには、健康な身体づくりが大切です。
年齢を重ね体力や筋力が低下すると、心身の活力が低下し「フレイル」と呼ばれる状態に陥りやすくなります。「フレイル」とは病気ではないけれど、年齢とともに筋力や心身の活力が低下した状態をいいます。この「フレイル」を予防するためには、運動、栄養、社会参加が大切です。
町では、介護予防の取り組みとして2017年から100歳体操を進めてきました。筋力アップによる介護予防効果が期待できることはもちろん、身近な場所に集まり、人と繋がりながら楽しく続けることができるため、高齢化に伴う認知症予防にもなります。今年で7年目を迎え、町内48か所で開催されるようになりました。今月は、地域に広がる100歳体操の取り組みをご紹介します。

■いきいき100歳体操ってどんな体操?
いきいき100歳体操は、重りを使った筋力トレーニングで、平成14年に高知県高知市で開発されました。「準備運動」「重りを使った筋力運動」「整理体操」の3つを組み合わせた約40分間の運動プログラムで、自分の体力に合わせた重りを手足につけ、いすに座って手や足を上げ下げしたり、立ったり座ったりといった簡単な動作をゆっくり繰り返し、身体を動かします。

■期待される効果とは?
100歳体操を週に1~2回行うことで、日常生活に必要な筋力を維持・向上できることが分かっています。簡単でも効果のある運動を継続することで、体力や筋力の維持、けがの予防に効果的です。
また、体操は地域の方が中心となって集会所等で行われます。一人では続かない運動も、「集いの場」へ通うことで、地域の人との交流を楽しみながら取り組むことができます。

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