■岩美病院の病床を変更します!
◇岩美病院の目指すところ
岩美町の地域包括ケアの拠点として、急な体調の変化にも対応するため急性期の入院を受け入れる機能を維持する(一般病床)とともに、他の病院で手術等を受けた後症状が安定し始めた回復期の患者さんを地元岩美で受入れ(地域包括ケア病床)つつ、症状が慢性化し継続的に医療の必要性が高い患者さんを受け入れる(医療療養病床)3つの病床を運用します。
病床の見直しについては、持続可能で効率的な運営ができるよう病床の在り方検討委員会(一般公募や町内関係団体からの推薦等の委員で構成)のご意見をいただき、令和6年4月から病床を変更することとしました。
Q1.なぜ今病床を見直すのでしょうか。
A1.国の制度改正により3階の一部にある介護療養病床が令和5年度末で廃止となることから病床を見直す必要があります。
Q2.病床の利用状況はどうですか。
A2.入院患者数は、下表のとおり年々減少しています。
一般・療養病床利用状況(単位:人/日)
※R3,R4は、新型コロナウイルスの影響による。
※H28の合計98.5人は過去最多
Q3.今後の病床の利用見込みはどうですか。
A3.岩美町の人口は年々減少しています。65歳以上の高齢者人口は令和12年度から減少が予測されています。
国立社会保障・人口問題研究所の人口推計に基づき医療が必要な方の推計(医療需要予測)をすると、減少が予測されています。
Q4.どのように見直しますか。
A4.近年利用されてなく、今後においても利用見込みのないベットを削減し、効率的に業務が行えるようにします。国の制度改正により介護療養病床を廃止します。高齢化に伴い長期療養を必要とする患者さんが従来より増えることが見込まれることから、医療療養病床を増やし、一般病床を減らします。
◆病床の内容は?
介護療養病床:比較的重度の要介護者に対し、医療処置とリハビリを必要とする方が入院
医療療養病床:長期にわたり医療処置と療養を必要とする慢性期の患者さんが入院
地域包括ケア病床:手術などの急性期の治療を終了し、病状が安定した回復期の患者さんが在宅復帰に向けて入院
一般病床:急性期(病気のなり始めの時期)の患者さんが入院
Q5.介護が必要な方はどうなりますか。
A5.病状が安定し医療の必要性が低いけれども介護が必要な方は地域の関係機関・関係施設と連携を強化し介護施設等を紹介します。なお、介護が必要な方であっても症状が慢性化して継続的に医療の必要性が高い患者さんは医療療養病床で受け入れますのでご安心ください。
Q6.病床を減らすことで経営的にはどうなりますか。
A6.岩美病院では、町内唯一の病院としてこれからも持続して医療を提供するため、効率的な運営ができるよう取り組んでいます。110床から99床にすることで効率的な運営がしやすくなり、健全な運営に寄与すると考えています。
問い合せ:岩美病院事務局
【電話】73-1421
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