■みんなで防ごう冬場の事故!!
本格的な冬が続いています。冬は冷え込みや乾燥することもあり、高齢者にとってたくさんの危険が潜む季節でもあります。今回は、冬場に起こりやすい高齢者の事故と対策についてお伝えします。
●こんな事故が増えています
◇転倒
加齢による筋力低下や平衡感覚、視力の低下等により、わずかな段差でも躓(つまず)き転びやすくなります。家の環境を整えることで、転倒・転落のリスクを低くすることができます。
対策:
・床に物を置かないようにする。
・敷物はたくさんひかない。端を止めておく。
・電源コードをまとめる。動線上に置かない。
・スリッパをやめ、かかとのあるルームシューズにする。
・夜中の移動は必ず明かりをつける。
◇ヒートショック
急激な温度変化によって血圧が大きく変動した時に心臓や脳血管の疾患を発症することです。暖かい部屋から寒い廊下やトイレに移動したり、寒い脱衣所から温かい湯船に使ったときに起こりやすいです。
対策:
・事前に浴室やトイレを温めておく。
・飲酒後や食後すぐの入浴は控える。
・浴槽の湯の温度を高くしない(適温:38~41℃)
・入浴時間は10分程度
◇誤嚥・窒息
高齢者の不慮の事故でも、窒息は最も死亡者が多いです。特に冬は餅による窒息事故が多発するため、注意が必要です。
対策:
・よく噛んで食べる。
・餅など粘り気の強い食べ物は小さく切ってから食べる。
・こまめに飲み物を飲みながら食べる。
・食べる前に口のマッサージをする。
◇火の取り扱い
冬になると火を使う機会が多くなります。ストーブの消し忘れによる発火や、ガスコンロでの調理中、袖に火が移り火傷を負うこともあります。
対策:
・自動的に切れるストーブを使用する。
・ガスコンロの使用時は、服の袖を上げるなど、火に近づけないように注意する。
・ガスコンロでなくIHや電気ケトルを使うようにする。
問合せ:健康福祉課 地域包括支援センター
【電話】72-8420
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