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人権学習

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鳥取県岩美町

■関心を持ち続けて
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から3年、ハマスによる奇襲攻撃に端を発したパレスチナ自治区ガザで戦闘が始まってから半年が過ぎ、さらには、イスラエルとイラン両国の争いにまで波及し、非常に危険な情勢が続いています。
先日、鳥取地球人クラブの代表の中尾和則さんのお話を聞く機会がありました。昨年度、岩美町にもお越しいただき第1回目の人権教育講座において「外国人の人権」についてお話をしていただきました。幼いころから世界中の国々や自然に興味を持たれ、冒険心旺盛で、80か国もの国々を巡ってこられたそうです。その国の自然や歴史、文化に加え、人々の生活にも直接触れながら様々な経験を積んでこられました。
当日は、「なぜ、悲劇は続くのか?~パレスチナ紛争を一から紐解く~」と題して中東で起きている紛争について歴史的背景も交えながらお話をされました。その中で、悲劇が続く理由を(1)心理面、(2)宗教面、(3)国際政治、(4)法による支配の限界、(5)私たちの意識というように独自に五つの視点を投げかけられました。政治や宗教、長い歴史の中で折り重なってきた文化や様々な権利など、お話の内容は複雑で、何度でもお聞きしたいと思うものでした。また、実体験に基づいたお話や様々な国でのエピソードは、初めて知ることも多くとても興味深いものでした。
講演の終わりに少し言葉を強められてはっきりと言われました。「この争いによって幼い子どもたちも含めて何の罪もない多くの人たちが亡くなっていることには憤りさえ覚えます。耐えられません。」と。自分に何ができるか自問自答しながら会場を後にしました。

問合せ:教育委員会事務局 人権同和対策係
【電話】73-1302

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