・まめ=元気という意味。
・保健師、管理栄養士、健康運動指導士が毎月、いのちと健康を守るための情報をお届けします。
こんにちは。4月18日は「良い歯の日」です。みなさんオーラルフレイルという言葉をご存じですか?オーラルフレイルとは歯の喪失や、食べる・話す・飲み込むといった口の機能が弱ることをいい、フレイル(全身の機能が弱ること)や要介護状態に進む要因の一つともいわれています。
・噛めない
↓
・噛む機能の低下
・柔らかいものを食べる
↓
・噛む機能の低下
↓
・口腔機能の低下
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・心身機能の低下
※詳細は広報紙12ページの図をご覧ください。
歯や口のトラブルを放置し「噛めない」状態が続くと、「かたいもの」を避けて「柔らかいもの」ばかり食べるようになり、噛むための筋力が低下し、お口の機能が衰える悪循環に陥りやすくなります。お口の機能低下は栄養が偏る要因となり、心身機能にも影響を及ぼし、要介護状態へと進む可能性があります。
■セルフチェックしてみよう
◎オーラルフレイルの危険性
・0~2点 危険性低い
・3点 危険性あり
・4点以上 危険性高い
どうでしたか?もし危険性が高いという判定の場合、専門的な対応が必要です。かかりつけの歯科医に相談するなど、早めの対策をとりましょう。歯を失ってしまった場合は義歯等を適切に使ってかたいものをしっかり食べることができるよう治療することが大切です。
また、オーラルフレイルが及ぼす影響を4年間追跡した調査では、身体的フレイル・筋肉の量が減少するサルコペニア・要介護状態・死亡に関連していることが明らかになってきています。
■オーラルフレイルを予防するには…
・歯磨き等で口腔内をきれいにしましょう。
・栄養バランスのよい食生活
・お口の周りの筋肉を鍛える
食事の際はよく噛み、会話する際も唇や舌、頬をよく動かすことを習慣にしましょう。カラオケや早口言葉もおすすめです。
◎新人シャンソン歌手による新春シャンソンショー
・かかりつけ歯科医をつくる
毎日の歯磨きに加えて、歯科での定期的なメンテナンス・健診がとても重要になります。
◎普段のセルフケア+プロのメンテナス
美味しく食事をとる、家族や友人との楽しいおしゃべりをするなど、日々の暮らしを豊かにするためにも歯とお口の働きは切っても切れない関係です。これからも歯や口腔環境を整えオーラルフレイルを予防しましょう。
相談窓口:江府町総合健康福祉センター
【電話】0859-75-6111
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