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空き家あげそげNEWS 2024.5月号《Vol.1》

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鳥取県江府町

日本全国で少子高齢化による人口減少が加速し、その結果として、様々な社会問題が引き起こされています。その一つが「空き家問題」です。江府町においても例外ではなく、人口減少とともに、空き家件数が年々増加しています。このような問題を少しでも解決していきたいと、NPO法人こうふのたよりでは、平成30年度から江府町役場より委託を受け、集落支援、移住定住に関する相談運営業務、江府町空き家情報バンク運営管理に携わっております。
この「空き家あげそげNEWS」では、江府町の皆さんにこの「空き家問題」を“自分の身近な問題”として考えて頂けるような記事を掲載していきますのでよろしくお願い致します。

■令和5年度実施全集落での「空き家状況調査」調査レポート
江府町では平成25年度から「空き家情報バンク」を活用した移住定住促進を行っておりますが、“すぐに住める空き家”の空き家情報バンクへの登録件数が少なく、移住定住相談を受けても物件を紹介することが難しいのが現状です。令和5年度に江府町から委託を受け、全集落の空き家状況調査を行いました。本調査では利活用可能な空き家の掘り起こしを行うと同時に、「空き土地(宅地)」や不在家、倒壊等の特定空き家になりうる危険性のある空き家についても調査しました。

◎空き家バンク登録物件の内訳
入居募集中:20件
入居中:45件
内訳
・賃貸:27件
・売買:15件
・譲渡:2件
検討中:2件
取り下げ:9件[更地含む]

この調査結果の「課題」として、下記3点があげられます。
(1)「空き家情報バンク」への登録数は[76軒]まで増加したが、空き家全体の2割程度に留まっているので、より一層の「空き家情報バンク制度」の周知徹底が必要。
(2)増加している「空き土地」もバンク登録し、宅地を探している方とのマッチングを行う仕組みと、その周知が必要。
※令和6年4月から「空き土地バンク」も始めました。
(3)施設等に入所し居住していない「不在家」が年々増加の一途をたどっているので、この“空き家予備軍”をいかにバンク登録へ繋げていけるかの仕組み構築が急務。

■なぜ住める空き家が必要なのか?!
それは、下表のとおり、江府町への移住定住相談が急激に増加しているからです!!世界的大流行した新型コロナウィルスの影響も大きいと思われますが『水のきれいな江府町に是非とも住みたい!』というご相談が大変多くあります。

◎「移住定住相談のべ件数」の推移

「空き家・空き土地」についてのご相談はNPO法人こうふのたよりへどうぞ!
【電話】0859-72-3122
事務所:ちろりんハウス〔JR江尾駅舎〕2階

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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