■関係人口って?
「関係人口」とは移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉です。琴浦町は、人口減少や高齢化により、地域づくりの担い手不足という課題に直面していますが、こうした中、「関係人口」と呼ばれる地域外の人材が、地域づくりの新たな担い手となることが期待され始めています。
■まちではどんな取り組みをしているの?
(1)「おてつたびの導入」
「おてつだい(仕事)」と「旅」を掛け合わせた造語で、地域の短期的・季節的な人手不足で困っている事業者と、「知らない地域へ行きたい!」「仕事をしながら暮らすように旅したい」と地域に興味がある人をマッチングするプラットフォームを導入しています。
おてつたびを利用するまで琴浦町のことをほとんど知らない人が多いですが、お手伝いや暮らし体験を通じて、琴浦町のファンになる人が急増しています。
(2)「複業人材の活用」
都市部で活躍する人材の経験や知見を活かし、町の課題を解決してもらうために「複業人材」を活用しています。
琴浦町では保育教諭のモチベーションアップや能力開発に繋がるアイデアやアプローチを提案していただく複業人材を、民間企業などでは経営や事業についてのアドバイスをもらう複業人材を活用しています。
(3)「コトウラファンサポーターの活躍」
さまざまな関係人口を創出する取り組みの中で、琴浦町に住めないけど、もっと関わりたい!応援したい!といった人を「コトウラファンサポーター」として任命しています。具体的には、小中学校の給食メニューの検討や、東京などで開催するイベントをボランティアで企画運営いただくなど、深い深い関わりが生まれています。
■コトウラの関係人口のヒトたち
▽明河 理紗(あけがわ りさ)さん
琴浦町出身。東京都在住。2021年からコトウラファンサポーターとして、琴浦町のイベントや関係人口創出に関する事業に参画。
▽吉野 亜紀(よしの あき)さん
東京都出身。これまでおてつたびを利用し、琴浦町に年数回訪れていた。コトウラの自然とサウナ好きがきっかけで、2023年地域おこし協力隊として琴浦町に移住。(関係人口→定住人口)
**********
問合せ先:企画政策課
【電話】52-1708
<この記事についてアンケートにご協力ください。>