「発達障がい」は認知度が低く周囲の誤解もあるため、本人、家族、周りの人に「発達障がい」を知ってもらうきっかけ作りとして掲載します。今回は発達障がいの支援方法について紹介します。
先月号と今月号では、発達障がいの支援方法について紹介します。
■支援する
集団生活を営む上で本人や保護者、集団が困っている、またはつらい思いをしているなら、適切に行動できるよう支援することが必要です。
■情報や環境を整える
◇事前に伝える
急な予定変更や毎回変わる活動など、見通しがつかないことは苦手です。しかし、いったん理解して納得すれば、スムーズに行動できるようになります。1日のスケジュールやものごとの手順などは事前に伝えておきましょう。
◇コミュニケーションに工夫を
発達障がいの人の多くは言葉で言われるよりも、目で見てわかる情報の方が理解しやすいといわれています。言葉だけで難しい場合は、写真や絵・文字・文章などを交えて説明すると理解しやすくなります。
◇環境に工夫を
生活環境から不要な刺激を減らし、安心できる落ち着いた空間を作りましょう。また、指示やきまりは絵や文字で示したり、手順に番号をふったりすると、自分で見て気づけるようになります。
■ひとりで悩まないで
◇気づいたときが支援の始まり
支援の始まり支援の始まりが遅すぎるということはありません。気づいたときから支援を始めることが大切です。
発達の問題やつまずきの状態はもちろんのこと、子どもの個性や年齢、生活環境、発達の状況などにより、支援の内容や方法はいくつもあります。
気になることがあれば相談し、適切に支援していきましょう。
◇周囲との連携と継続した支援
幼児期、学齢期、青年期とライフステージによってニーズが異なり、必要な支援も異なります。
しかし、支援が必要であることに変わりはありません。
就学、進学、就職の際などには、個別の支援計画を活用した引き継ぎを行っていくなど一貫した支援を継続していきましょう。
※鳥取県発達障がいハンドブックより
問合せ先:福祉あんしん課
【電話】52-1706
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