■災害から命を守るために
例年6月から10月にかけては大雨による土砂災害や河川の氾濫などの水害が発生しやすい時期です。
昨年8月15日、台風第7号の影響により、市内全域で過去に例のない豪雨に見舞われ、多くの被害が発生しました。同日午後4時40分には気象庁から本市北部・南部に大雨特別警報が発表されたことを受けて、本市は市内全域に警戒レベル5「緊急安全確保」を発令し、市民のみなさんに直ちに命を守る行動をとることを呼びかけました。
今回は本市が発令する避難情報の内容や災害時によくあるお問い合わせについてお知らせします。いつ発生するか分からない災害に備えて、日頃から身を守るための準備をしましょう。
■総合防災マップをご活用ください!
本市が発行している総合防災マップには河川が氾濫した場合の浸水の深さや土砂災害の危険区域、避難場所などの情報を掲載しています。また、防災情報の収集方法や非常持ち出し品、備蓄品などに関する情報のほか、避難行動についても詳しく紹介しており、防災に関する情報はこの1冊で確認することができます。お持ちでない人は本庁舎または総合支所などで配布していますので、お立ち寄りください。お持ちのパソコンやスマートフォンでも防災マップを確認できます。
また、本市公式ウェブサイト「とっとり市地図情報サービス」では詳細な河川氾濫浸水深や避難場所の情報を調べることができますので、ぜひご利用ください。
■避難情報と取るべき行動を確認しておきましょう
本市は気象情報などをもとに、災害発生の危険性が高まったと判断した場合は避難情報を発令します。避難情報は5段階の警戒レベルのうちレベル3~5で発令しますが、必ずしも順を追って発令されるものではありません。天候の急変などにより、一度に複数段階引き上げられる場合があります。
◇警戒レベル1「早期注意情報」
◇警戒レベル2「大雨・洪水・注意報」
最新の防災気象情報などに留意し、自らの避難行動を確認しましょう。
◇警戒レベル3「高齢者等避難」
災害が発生する可能性があります。子どもや高齢者、避難行動要支援者など避難に時間がかかる人やその家族は、早めに避難してください。
◇警戒レベル4「避難指示」
災害が発生する可能性が高い状況です。速やかに危険な場所から全員避難しましょう。本市が開設する洪水浸水想定区域外の避難場所などに早めに避難(水平避難)し、移動が危険な場合は屋内で上階に避難(垂直避難)しましょう。
◇警戒レベル5「緊急安全確保」
災害が既に発生しているか、または、災害が発生する可能性が非常に高い状況です。避難場所などへの水平避難にこだわらず、同じ建物や近くの高い建物などの上階や山から離れた部屋へ直ちに移動するなどして、可能な限り身の安全を確保しましょう。
※避難情報の発令前でも、身の危険を感じたら自主的に避難行動を開始しましょう。
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