【市政ニュース】「性の多様性」への理解を深めるために Part2

10／32

～『カミングアウト』と『アウティング』～

■カミングアウトとは…
これまで公にしていなかった性的指向や性自認を本人が他人に話したり打ち明けたりすることです。悩みながらも「本当の自分を知って欲しい」といった切実な思いを胸に恐る恐る信頼している相手にカミングアウトするケースがほとんどです。

■～カミングアウトや相談を受けた場合～
今まで誰に話しているのか、また誰に話してよいかを確認し、保護者や家族に相談する必要が生じた場合でも、本人の了承を得てから伝えましょう。
当事者は、あなたを信頼して、勇気を振り絞って話をしている可能性が高いです。まずは、「話してくれてありがとう」と伝えます。そのうえで、その人が抱えている不安や悩みを聞く姿勢を示すことが大切です。

■アウティングとは…
公にしていない性的指向や性自認を、当事者本人の了解を得ずに他者に暴露することです。アウティングは、たとえ当事者を思っての行為であっても人権の侵害です。アウティングにより、当事者と家族や同僚、友人との関係が断絶する恐れもあります。
さらに、精神的に追い詰められ自殺に至るケースも実際にあります。生命の危険など、緊急性がある場合を除き、アウティングは絶対に行ってはいけません。