~4月に実施された全国学力・学習状況調査について、本市の結果の概要をまとめました~
■本市の学力の状況
≪小学校≫
≪評価基準≫
本市と全国の平均正答率の差を評価基準表に照らし決定している
≪中学校≫
○良い点
・本市の児童生徒の解答率は、ほとんどの設問で全国より高いポイントであり、あきらめずに粘り強く問題に取り組む姿勢が身に付いてきています。
・中学校国語において、思考・判断・表現に関する通過率は全国平均を下回る結果となったものの、知識及び技能については、全国平均を1.2ポイント上回る結果となりました。
○課題
・小学校算数は、複数のグラフを読み取り、その違いについて、言葉と数を用いて、記述することに課題がありました。
・中学校数学の「図形」「関数」の問題は、知識・技能に関する学習内容を確実に定着させることが必要です。
■本市の児童生徒の学習や生活の様子について
※数字は,質問に対し「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」と答えた割合を表示しています。
■主体的・対話的で深い学びを目指して
○児童生徒に身に付けさせたい力~学習指導要領が示す資質・能力~
(1)知識・技能「何を知っているか、何ができるか」
→各教科等に関する身に付けておかなければならない基礎的基本的事項
(2)思考力・判断力・表現力「知っていること・できること(知識・技能)をどう使うか」
→知識・技能を活用しながら問題を解決していくために必要となる力
(3)学びに向かう力、人間性等「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」
→主体的に学習に向かう態度(学力テストの数字では見取れない力)
学習指導要領で求められている「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業改善に向けて、大切にされているのが、「個別最適な学び」と「協働的な学び」です。本市の各小・中学校においても、授業改善に向けた多くの取組が進められています。
■「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指して
≪一体的な充実≫
○個別最適な学び
学習内容の確実な定着を図り学習を深めたり広げたりする。
→それぞれの特性や興味・関心に応じた学習課題等を提供します。
○協働的な学び
異なる考え方が組み合わさり、より良い学びを生み出す。
→多様な他者と協働して一人ひとりの可能性を伸ばします。
■学校の取組A小学校の実践
○導入・問題・実験・観察
先生:ここにある道具を使って、実験や観察をして鏡ではね返した日光の進み方を調べます。何をどのように使えばよいかまずは考えましょう。
生徒:かげにある的(まと)に、はね返した日光を当てればよいと思います。
先生:では、実際にその方法で日光の進み方を調べてみましょう。この方法で、日光の進み方はわかったかな?
生徒:日光は見えないので、わかりません。
先生:では、日光の進み方が見えるような実験・観察だといいね。そんな方法はないかグループに分かれて考えましょう。
○まとめ・振り返り
先生:かがみではね返した日光の進み方を調べるためにはどのような実験や観察をすればよいですか?
生徒:この映像を見てください。このように、鏡ではね返した日光を日かげの地面に映すことで日光の進み方は一直線であることが分かります(パソコンを活用した発表)。
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