子育て世代包括支援センターあいびれっじは子育てに関する総合相談窓口です。子育てをしている時、「なんで泣いているのかな?」と不安になる時がありませんか?
今回は『乳児が泣くことの意味とその対処法』について、月齢別にご紹介します。
■生後1~2か月 この時期は泣くことで母親を呼びます
(1)お腹が空いている
母乳やミルクを飲ませます。飲ませても泣くことが多い場合は、以下の内容を確認してみましょう。
母乳の場合…授乳前に乳頭マッサージをしたり、母乳の出具合を確認してみましょう。また、いろいろな抱き方で授乳をしてみましょう。
ミルクの場合…ゴム乳首が合わなくて飲みづらい場合がありますので、乳首の穴をクロスカットや天然ゴムなどに変えてみて、1回の授乳時間が15~20分くらいで終わるくらいに調整しましょう。
(2)眠いのに眠れない
周囲の音や照明・室内の温度・厚着などが原因で泣くことがあります。
特に季節の変わり目は環境を整えることに注意を払いましょう。
(3)おむつを取り替えてほしい
長時間同じおむつをつけていると、おむつかぶれなどの皮膚トラブルの原因になりますので、赤ちゃんが泣いていなくてもこまめに替えてあげましょう。また、体重を目安に赤ちゃんのサイズに合ったおむつを選びましょう。
(4)かゆい・痛い・苦しい
あせもがかゆい、衣類のタグがチクチク痛い、げっぷが出なくて苦しいなど、病気というほどの状態でなくても泣く原因になります。お風呂や着替える時などに、全身の観察をすることや、げっぷが出ない時には縦抱きにしたり、クッションを使い上体を起こした姿勢で過ごすようにしましょう。
■生後3~6か月 この頃になると泣く理由も少しずつ複雑になってきます
(1)構ってほしい、遊んでほしい
夕飯の支度などで忙しい夕方頃に赤ちゃんはよく泣きます。
「黄昏(たそがれ)泣き」などと呼ばれ、原因は分かっていません。泣き始めたら相手をしてあげられるように、夕飯の準備は赤ちゃんのお昼寝の間にあらかじめ済ませておいたり、短時間で作れるメニューにしたり、ときにはでき合いのものを上手に利用するのもよいでしょう。
(2)お母さんに抱っこしてほしい
人見知りが始まると、お母さん以外の人に抱っこされると泣く赤ちゃんもいます。
お母さんとそれ以外の人の違いが分かってきた証拠です。この時期はお母さんが抱っこしていられるように周囲の方はサポートに回りましょう。
■生後7~10か月 夜泣きをする子が増えてきます
日中たくさん体を使って遊ばせたり、お腹を満たしてみたり、周囲の協力をもらいながらいろいろと試してみましょう。いつまでも続くわけではなく、その期間も子どもによって違います。
どんなことをしても泣き止まない時、つらくなることがあるかもしれません。
そんな時は誰かに相談したり、周囲に協力を求め、1人で頑張り過ぎないようにしましょう。
ママ自身の心と体も大切にしましょう。ママが幸せで健康でいることが、赤ちゃんにとっていい影響を与えます。1人で悩まず、あいびれっじにご相談ください。
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