■さつま町の医療費の現状を知ろう
○県内平均を大きく上回る本町の1人あたりの医療費
本町の1人あたりの医療費は54万4千円で、前年度と比べて減少しましたが、県内平均の48万9千円を大きく上回っています。今後は、医療技術の高度化や生活習慣病、高齢人口の増加などにより、医療費がさらに増えていくことが予想されます。
[1人あたり医療費]
○医療費が大きいのはどんな病気?
高血圧症や脳卒中、糖尿病など、生活習慣病が大きな要因となる病気が高い割合を占めています。
[主な疾病の割合]
循環器系の疾患(高血圧症、脳卒中など):13%
新生物(がんなど):13%
筋骨格系、結合組織の疾患(関節・脊椎障がいなど):10%
神経系の疾患(アルツハイマー病など):9%
腎尿路生殖系の疾患(腎不全、尿路結石症など):9%
内分泌、栄養・代謝疾患(糖尿病、脂質異常症など):8%
■早期発見が医療費節約への近道
○特定健診・長寿健診で健康チェック
特定健診と長寿健診は生活習慣病のリスクを早期に発見するものです。健診結果には、目に見えない体の状態や変化を知らせてくれる情報が満載です。
[POINT]
・毎年健診を受けましょう。
・町では、国民健康保険または後期高齢者医療保険の加入者に対し人間ドックと脳ドックの費用を助成します。受診期限は翌年2月までですので早めにお申し込みください。
○健康づくりのサポートを受ける
健診は受けて終わりではありません。結果を基に、健康づくりに向けた生活習慣の改善や、必要であれば医療機関に相談することも大切です。
[POINT]
・町では、保健師、看護師、管理栄養士が健康づくりをサポートします。健診結果や生活習慣の相談など気軽にご相談ください。
・生活習慣病や栄養・口腔に関する出前講座で健康づくりのヒントが得られます。
○ワンコインでがんを早期発見
がんは、2人に1人がかかるといわれており、死因の1位となっています。がん検診は、自覚症状がない早期のがんを発見することを目的としてます。早期発見によるがん治療は、身体的負担だけでなく、治療にかかる時間と費用も抑えることができます。
[POINT]
・町では、自己負担500円で受診できるワンコインがん検診を行っています。対象となる検診は、胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸(けい)がん、前立腺(せん)がんです。
○お薬手帳を活用しましょう
複数の病院を受診し、別々の薬局で薬を処方してもらっていると、いつの間にか薬の種類が増え、気付かないうちに同じ効能の薬を重複して服用してしまう可能性があります。
[POINT]
・お薬手帳を1冊にまとめ、医師や薬剤師に現在服用している薬の情報を正しく伝えましょう。かかりつけ薬局を決めておくと、処方薬だけでなく、市販薬などについても気軽に相談できます。
○家計に優しいジェネリック医薬品
ジェネリック医薬品は、有効成分は新薬と同じで、安全性や効き目も国に認められている医薬品です。新薬と比較して、コストが抑えられているため価格が安くなっています。
健診・検診の情報は町HPで確認
問合せ:保健福祉課 保険係
【電話】(0996)24-8932
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