文字サイズ
自治体の皆さまへ

【こんにちは保健師です】避難所での健康対策

7/26

鹿児島県さつま町

今年1月に発生した能登半島地震によって、多くの人が住む場所やライフラインを失い、現在も避難所生活を送っています。災害時は健康対策が後回しになりがちですが、命に影響を及ぼすこともあります。まずは、避難所での基本的な健康対策を知り、日頃からの健康管理にも役立てましょう。

■こまめに水分をとる
災害時はトイレを気にして水を飲むことを控えてしまいがちです。トイレを清潔に使用できる環境を整え、こまめに水分補給し、特に夏場は脱水症と熱中症予防に努めましょう。

■手を清潔にする
避難所の集団生活では、風邪やインフルエンザ、下痢などの感染症が流行しやすくなります。トイレの後や食事の前はせっけんを使って手を洗い、水が使えないときは手指消毒用アルコールを使いましょう。

■食中毒に注意する
出された食事は取り置きせずに早めに食べましょう。下痢、発熱、手指に傷がある人は、調理や配食を行わないようにしましょう。調理や配食前には必ずせっけんを使って手を洗いましょう。

■体を動かす
食事や水分が足りない状態で長時間横になったり座り続けたりすると、血栓(血の固まり)が肺などの血管を詰まらせるエコノミークラス症候群や、筋力の低下、関節が固くなるなどの恐れがあります。決まった時間にラジオ体操や散歩などで体を動かしましょう。

■うがい・歯磨きをする
口の細菌が肺に入ることで肺炎になり、全身の病気が悪化する恐れがあります。うがい、歯磨きを行い、歯ブラシがないときも少量の水やお茶でうがいをし、充分に口をすすぎましょう。

■睡眠・休息をとる
お互いの疲れをねぎらい、できるだけ睡眠や休息がとれるよう工夫をしましょう。室温や寝具、衣類の調整なども大切です。眠れない状態が続く場合は、早めに医師へ相談しましょう。

■必要なときはマスクを着用する
咳が出るときや、感染症が流行しているとき、ほこりが舞う中で作業をするときなど、状況に応じてマスクを使いましょう。

■薬・体調などで困ったら相談
薬切れや、いつもと体調が違うときは、必ず医師や薬剤師、保健師などに相談しましょう。

*妊婦や子ども、高齢者、慢性疾患を持つ方、障がいを持つ方などは周囲の方の配慮が必要な場合もあります。
*避難生活に必要な荷物をまとめておくなど、日頃からの備えが大切です。

問合せ:ほけん福祉課 健康増進係
【電話】(0996)24-8933

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU