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島の四季彩 ケイトウ(ヒユ科)

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鹿児島県中種子町

漢字表記:鶏頭
別名:セロシア(学名の属名)
原産地:熱帯アジア
栽培適地:日当たりよく、排水良好な場所
繫殖法:実生
ケイトウとは鶏頭のことで、鶏のとさかのことを指し、花穂の形状に由来します。中国から渡来し、奈良時代には観賞用として栽培されていたと言われています。ケイトウ属の1年草で、茎は直上し、太くて軟らかく、葉は互生し、夏~秋に茎頂に花序を形成します。花序の形状から、トサカケイトウ、タマケイトウ、ウモウケイトウ、ヤリケイトウなどの園芸品種があり、色は赤色が一般的ですが、ピンク色、黄色、白などもあります。しばしば帰化している状況が見られるノゲイトウは、ケイトウの原種ではないかとも言われ、ケイトウの母種にされています。一方、葉が美しくて観賞の対象となっているハゲイトウはケイトウ(ケイトウ属)とは異なるヒユ属で、インド原産です。畑の雑草になっているイヌビユやアオビユなどと同属です。
写真・資料提供:香月茂樹さん(元薬草試験場長)

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