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健康コーナー

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鹿児島県伊佐市

◆こころが疲れていませんか?3月は自殺対策強化月間です。
自殺対策基本法において毎年3月は「自殺対策強化月間」に位置付けられています。厚生労働省の統計によると、令和4年の全国自殺者数は前年より874人(4.2%)増え、2万1,881人という結果がでています。伊佐市でも令和3年、令和4年ともに約10人が自殺で亡くなっています。
自殺の原因は、こころや身体の健康問題、経済や生活の問題、家庭問題のほか、人生観や価値観、地域環境、職場環境等さまざまな要因が複雑に関係しており、誰にでも起こり得る社会的な問題です。

◇知ってもらいたいこころのサイン
自分や身近な人が次のようなサインを発していませんか?
(1)うつ状態の症状がある
気分が沈む、自分を責める、仕事の能率が落ちる、決断できない、不眠が続くなどの症状が2週間以上続くような場合は、医療機関受診が必要な場合があります。
(2)原因不明の身体の不調が長引く
(3)酒量が増す
(4)安全や健康が保てない
事故や怪我が多くなる、自分の健康に配慮しないなど
(5)仕事の負担が急に増える、大きな失敗をする、職を失う
過労は心身の健康を害し、自殺の危険性を高めます。
(6)職場や家庭でのサポートが得られない
居場所やサポートがないと孤立感が増します。
(7)本人にとって価値あるもの(職、地位、家族、財産など)を失う
(8)重症の身体の病気にかかる
(9)自殺を口にする
(10)自殺未遂に及ぶ
このようなサインに気付いたら相談窓口や医療機関への相談・受診をお勧めします。

◇尊い命が失われないために
WHO(世界保健機関)は「自殺はその多くが防ぐことのできる社会問題」であると明言しています。みなさんの身近な問題として、自分や家族の大切な「いのち」をこの機会に見つめなおしてみませんか。
「いつもと様子が違う」と思ったら声をかけてみましょう。安易な励ましや説得、価値観の押し付けはせずに、本人の思いを尊重しながら耳を傾けてみましょう。また、専門家への相談や治療により、大切な「いのち」を守ることにつながると言われています。早めに専門機関に相談しましょう。

◆ひとりで抱え込まないで
悩んでいる本人も、家族や周囲の人も、ひとりで抱え込まずに話をしてみませんか?話すことから解決の道が開けます。

◆相談窓口
・鹿児島いのちの電話
【電話】099-250-7000
相談日:24時間年中無休

・鹿児島県自殺予防情報センター
【電話】099-228-9558
相談日:月・木(祝日を除く)
時間:9~12時・13~16時
※面談は事前予約が必要。

・よりそいホットライン
【電話】0120-279-338
相談日:24時間年中無休

問い合わせ:保健課健康推進係
【電話】23-1311(内線1242)

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