◆平成9年~19年度生まれの女性の人へ
子宮けいがん予防ワクチン(HPVワクチン)のキャッチアップ接種が令和7年3/31まで
◇キャッチアップ接種とは
平成25年から令和3年まで、接種後に報告された多様な症状等について十分に情報提供できない状況にあったことから、個別接種の取組を一時的に差し控えていましたが、公平な接種機会を確保するため、あらためて公費での接種の機会を提供する取組がキャッチアップ接種(令和4年4月~令和7年3月の3年間)です。
接種期限:令和7年3月31日
※全2~3回分を接種するには、9月までに1回目を接種しなければなりません。
対象者:平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性
※過去にヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を合計3回受けていない人。
◇HPVワクチンについて
現在、日本国内で使用できるワクチンは、防ぐことができるHPVの種類によって、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類あります。決められた間隔をあけて、同じワクチンを合計3回接種します。
2価ワクチン(サーバリックス)および4価ワクチン(ガーダシル)は子宮けいがんを起こしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができ、子宮けいがんの原因のおよそ50~70%を防ぎます。また、9価ワクチン(シルガード9)はHPV16型と18型に加え「31・33・45・52・58型」の9種類のウイルスによる感染を防ぐためのワクチンで、子宮けいがんの原因のおよそ80~90%を防ぎます。
◇HPVワクチン接種について
1回目、2回目で気になる症状が現れた場合は、接種医に相談して次回以降止めることもできます。
接種を希望する場合は、HPVワクチンの効果とリスクを厚生労働省のホームページ等で確認し、希望するワクチンの種類を決定したうえで、こども課こども健康係までご連絡ください。
◆標準的なワクチン接種スケジュール
一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します。接種するワクチンや年齢によって、接種のタイミングや回数が異なります(3種類いずれも、1年以内に規定回数の接種を終えることが望ましいとされています)。
※1:1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。
5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上、3回目は2回目から3か月以上あけます。
※4・5:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上あけます。
出典:厚生労働省
「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~」
「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」
参考:公益財団法人 予防接種リサーチセンター「予防接種とこどもの健康」
問い合わせ:こども課こども健康係
【電話】23-1311(内線1214)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>