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健康コーナー

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鹿児島県伊佐市

◆子どもの健康のための「良質な睡眠」
子どもにとって楽しいことがいっぱいの夏休み。たくさんの思い出ができるといいですね。楽しすぎて、つい夜ふかししてしまう日もあるのではないでしょうか。夜ふかしや朝寝坊の習慣が長く続くと睡眠のリズムが崩れ、朝起きることが難しくなり、遅刻が増えたり、登校が困難になる場合があります。新学期からの学校生活が順調にスタートできるよう、子どもにとっての「良質な睡眠」についてお伝えします。
睡眠には、心身の休養と、脳と身体を成長させる役割があります。適切な睡眠時間を確保することは、子どもの心身の健康にとってとても重要です。
厚生労働省が作成した「健康づくりのための睡眠ガイド2023」によると、睡眠時間が不足することによって、肥満のリスクが高くなること、抑うつ傾向が強くなること、学業成績が低下すること、幸福感や生活の質が低下することが報告されています。また、夜ふかしなどの生活習慣に関連する睡眠不足を防止する観点から、睡眠時間の目安として小学生は9~12時間、中学・高校生は8~10時間を参考に睡眠時間を確保することを推奨しています。
できるだけ目安の睡眠時間に近づけるよう、次のことを意識してください。

◆日中に日光を浴びる
睡眠を促すホルモンであるメラトニンは、日中に光を浴びることで分泌量が増加します。起床後に朝日の光を浴びることで体内時計が調節され、就寝時の速やかな入眠が期待できます。朝目覚めたらカーテンを開け、まずは部屋に朝日をしっかりと取り入れましょう。

◆デジタル機器の使用について
寝る前の約2時間前から睡眠を促すホルモンであるメラトニンの分泌が始まります。それ以降にスマートフォンなどの強い光を浴びると、催眠効果のあるメラトニンの分泌が抑制されることから、入眠が妨げられてしまいます。
質の良い睡眠を確保するために、寝る前のスマートフォンの使用は控えましょう。また、スマートフォンやタブレット端末などのデジタル機器は寝室に持ち込まないようにしましょう。

◆朝食をしっかり摂る
朝食もまた同様に体内時計の調整に役立ちます。朝食を欠かすと体内時計のリズムが崩れ、寝つきの悪化を招き睡眠不足を生じやすくなります。

子ども時代に培った健康的な睡眠習慣は、大人になってからの睡眠習慣にも良い影響を与えます。子どもが良質な睡眠を確保できるよう、周りの大人がぜひ目を配っていただくようお願いします。

問い合わせ:こども課こども相談係
【電話】23-1311(内線1219)

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