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南さつま市の医療費の状況

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鹿児島県南さつま市

国民健康保険の財政状況は、他保険制度に比べ年齢構成や医療費水準が高く保険税負担が重いなどの構造的な問題に加え、高齢化の進行や医療技術の高度化に伴う医療費の増大などにより厳しい状況が続いています。

令和4年度は鹿児島県の1人当たり医療費489,985円に対し、本市の1人当たり医療費は578,029円で県内ワースト2位となっています。

■南さつま市の生活習慣病関連疾病の状況
このグラフは南さつま市の生活習慣病関連についての費用の多い疾病のグラフです。入院では脳梗塞などの脳血管疾患、入院外では高血圧性疾患や腎不全による医療費が多くなっています。
生活習慣病は毎日の食生活や運動、喫煙、飲酒が深く関わっており、重症化すると合併症の危険性も高くなってしまいます。望む生活の実現のためにも、早めに生活習慣の改善に努めましょう。

■令和4年度 特定健康診査 校区別受診率
5,836人の対象者に対して、3,235人が受診され、受診率は55.4%となりました。校区毎に比較してみると、受診率にバラツキがあります。自分の健康状態を見直して早めに対応することで、病気を予防し、重症化を防ぐことができます。地域ぐるみで受診を呼びかけて、健康づくりを心がけましょう。
平成20年度から始まった特定健診は、しばらく受診率が停滞していましたが、令和3年度と令和4年度は南薩地区で1位となっています。南さつま市は受診率65%を目標に呼びかけを行っています。

○受診率ベスト3
1位:大坂校区 65.4%
2位:万世校区 62.4%
3位:田布施校区 61.2%

■医療費節約のために適切な受診を!
○年に一度は特定健診〔無料〕
特定健診とは、メタボリックシンドロームに着目し、病気になるリスクの高い人を「特定」するための健診です。早期に生活習慣を改善して生活習慣病を予防することを目的としています。みなさんの健康と医療費の削減のためにご協力をお願いします。
※75歳以上の人は、糖尿病などの生活習慣病予防や介護予防のための長寿健診が受けられます。〔無料〕

○重複受診はやめましょう
同じ病気で複数の医療機関で受診する「重複受診」は、医療費の無駄になるだけでなく、治療に悪影響を及ぼすこともあります。また、初診料や検査料が再度かかってしまい、医療費が大きくなったり、注射や薬剤の重複で体に副作用などの悪影響がでる危険性があります。
(現在の治療に不安がある場合は、まず、医師に伝えて話し合ってみましょう。)

○「ポリファーマシー」って聞いたことありますか
多くの薬を服用しているために、副作用を起こしたり、きちんと薬が飲めなくなったりしている状態をいいます。単に服用する薬が多いことではありません。
勝手に薬をやめたり、減らしたりするのはよくありません。薬によっては急にやめると症状が悪化したり、思わぬ副作用が出ることがあります。必ず、医師や薬剤師に相談しましょう。また、自分の処方されている薬が分かるように「お薬手帳」を持ちましょう。お薬手帳は1冊にまとめましょう。

○ジェネリック医薬品を利用しましょう
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、特許期限のすぎた新薬(先発医薬品)と同じ効能効果のある処方薬で、新薬よりも低価格です。これは、新薬を作るために膨大にかかる開発費を低く抑えられるためで、品質への心配はありません。
ジェネリック医薬品を利用する際は、医師や薬剤師に意思を明確に伝え、きちんと説明をうけて選択しましょう。

○「セルフメディケーション税制」について
申告時の医療費控除の特例として、健康の維持増進及び疾病の予防への取組を行う個人が、スイッチOTC医薬品(要指導医薬品及び一般用医薬品のうち、医療用から転用された医薬品)を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができるものです。
詳細は国税庁ホームページでご確認ください。

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