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自治体の皆さまへ

はじめよう!減塩習慣

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鹿児島県南大隅町

■南大隅町は
令和5年度から『高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業』が始まり、若いうちから後期高齢者になっても健康で、自分の住み慣れた地域で暮らし続けていけるよう、生涯を通した健康づくり・介護予防に取り組むこととなりました。
本町は、高血圧や糖尿病等、血管を傷つけてしまう疾患で治療している方の割合が高く、その予防がとても重要となっています。

■1日食塩推定量検査
今年5月に特定健診(40歳から74歳国保)・長寿健診(75歳以上)・若けもん健診(19歳から39歳)を利用して、尿の検査でわかる1日の食塩摂取量の推定量検査を実施しました(957人の方が受診)。

■結果から
血圧の値を中心に表を見てみましょう。
年齢が上がるとともに食塩摂取量は多く、上の血圧も高くなっている傾向にありました。血圧の判定値が上がると食塩摂取量は増えている傾向にありますが、治療中の方は服薬をしている影響もあり、血圧値・食塩摂取量共に要精密判定の方より若干下がる傾向でした。1日食塩推定量検査を受けた方は、摂取量にかなり幅があり、少ない方で3g未満、多い方で18g以上という値でした。
食塩摂取量が低い方は、血圧判定の『異常なし』割合が高く、平均摂取量7・5gを超えると上の血圧は130を超えて『血圧要注意・要観察』の範囲となっていました。
結果報告会でお話を聞かせていただくと、1日食塩推定摂取量が低い方は全体の食事量が少ない方も多く、また6g未満で要精密や要観察判定になっている方を確認すると血糖値や心臓の治療中や要精密判定の方となっていて、医師等から食事指導を受けている方もいました。

◆特定健診・長寿健診・若けもん健診を受診された方の結果
▽年代別平均食塩摂取量・平均血圧

▽血圧判定別の平均食塩摂取量・平均血圧

▽平均食塩摂取量別の血圧判定者割合

■食生活を見直すチャンス
1日食塩推定摂取量の高かった方では、「塩分は気を付けているのに…」と言われる方でも、「毎食味噌汁を飲んでいる」「味噌汁はお椀についでからお湯で少し薄めて薄味にしているが全部飲んでいる」「何度も温めているうちに煮詰まって辛くなってしまう」「野菜が少ない」「漬物や梅干しをよく食べている」「しょうゆをたっぷりつけてお刺身を食べる」等、習慣として摂っている状況がわかりました。
またご夫婦でも、「同じ食事を食べているのに夫の方が低い」や「妻の方が低い」と言われる方もいましたが、よく聞くと農作業等で汗をかいている方は低く、晩酌でおつまみ等を食べている方は高くなっていることもありました。
尿検査での1日食塩推定量検査は、そのときの尿のナトリウム値、カリウム値、クレアチニン値を元に1日分の食塩量を推計していますので、あくまで参考に!

“思ったより高かった~”という方、今が食生活を見直すチャンスです!
食生活を少し見直してみませんか?

尿の中に含まれる食塩量測定を希望される方、根占保健センターへお申込みください。

問い合わせ先:根占保健センター
【電話】24-3388

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