[8]経常収支比率
(数値が小さいほど良い)
概要:昨年度より1.4%悪化
経常収支比率は、数値が高いほど、臨時的支出に回すお金が乏しい状態を示します。人件費や扶助費、公債費(借入金の返済)など毎年支出しなければならない経費に、地方税や地方交付税などの一般財源収入をどれだけ充てているかを示す指数です。
令和4年度は90・1%となり、前年度(88・7%)より1.4%悪化しました。〔表13〕
〔表13〕経常収支比率の推移
[9]財政力指数
(数値が大きいほど良い)
概要:昨年度より0.01悪化
財政力指数は、地方自治体の「財政力」を示す指数で、基準財政収入額を基準財政需要額で除した数値の3か年の平均値です。この指数が高いほど財政力が強く、低いと国への依存度が強いことになります。
垂水市は、県内類似団体に比べ低い数値となっており、自主財源の確保や市税等の収納率の向上などにより、財政基盤の強化が求められます。〔表14〕
〔表14〕財政力指数の推移
■最後に
市民の皆様や議会の協力の下、歳入・歳出の徹底した見直しを進め、人件費の抑制や市債残高の削減などの財政改革の成果により、財政状況は好転しつつありますが、地方交付税・国県支出金などの依存財源が歳入の64・0%と高い割合を占めていること、財政力指数が県内類似団体平均より低迷していることなどから、まだまだ厳しい状況にあるといえます。
さらに今後は、公共施設の老朽化に伴う維持補修費等の増加や社会保障費の伸びによる繰出金などが大きな負担となる見込みです。
今後も引き続き、行財政改革を継続し、歳入に見合った歳出の適正化を図り、健全な財政運営に努めてまいります。
・今年度上半期の執行状況も見てね!
↓
■令和5年度上半期財政執行状況をCheck!!
財政執行状況とは、当初計画していた予算を今現在、どれくらい使っているかを示すものです。令和5年度上半期(令和5年4月1日~令和5年9月30日)の財政執行状況は、次のとおりです。
〔一般会計〕歳入
〔一般会計〕歳出
※支出済額は、発注済額、契約済額とは異なります。
〔特別会計〕歳入・歳出
※支出済額は、発注済額、契約済額とは異なります。
問合せ:財政課財務係
【電話】内線265
<この記事についてアンケートにご協力ください。>