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自治体の皆さまへ

子どもの笑顔が もっとあふれるまちへ(1)

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鹿児島県 垂水市

■日本の子どもの数は減少し続けている 世界ワースト2位
総務省によると、外国人を含む15歳未満の子どもの数(4月1日時点)が1401万人で、43年連続で減少しているとのことです。3歳ごとの年齢層別は年齢が下がるほど減り、12歳~14歳が317万人であるのに対し、0歳~2歳は235万人となっています。
世界に目を向けてみても、韓国に次いで2番目に子どもの割合は低く、少子高齢化が際立っている状況となっています。

■垂水市の子育て支援は新・時代に突入
取材を通して、保護者の方々から「一昔前に比べると、子育て支援が充実していて、とても子育てしやすい環境になっている」という声を耳にしました。
現在、本市にとって宝である子どもたちの心身の健全な育成を図るべく、「子育て世代の経済的な負担軽減とサービスの充実」、「仕事と子育ての両立」を重点施策とし、『妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援』の実現に向けて取り組んでいます。
取り組んでいる事業の中には、県内初の試みのものもあり、市外から転入されてくる方は、驚かれているようです。
今月号の特集では、垂水市独自の子育て支援の取組みをご紹介します。私たちの大切な宝が、数年後に大きく輝き、垂水市を明るく照らしてくれることを願います。

【1】産婦人科医療体制確保事業による新しい医療機関
4月29日、本市初となる産婦人科医療機関「慈愛会垂水サテライトクリニック」のオープニングセレモニーが行われ、5月7日から診療が開始されました。これは、本市と公益財団法人慈愛会が締結した「産婦人科医療体制確保事業に関する協定」に基づくもので、今村総合病院(鹿児島市)を母体とするサテライト型の医療機関です。
同クリニックでは、女性の心身の不調に対する漢方治療、子宮頸がんの検診等の婦人科の診察に加え、「妊娠の診断」や「34週までの妊婦健診」等の産科の診察が可能で、まさに『妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援』の実現に向けた事業と言えます。
詳しくは、広報たるみず5月号をご覧ください。

▽クリニックの概要
所在地:垂水市本町77
診療時間:13:30~16:30
診療日:火曜日・木曜日 ※祝日除く
外来予約制:電話予約受付(火曜日・木曜日)13:30~16:00
【電話】0994-35-1583
※ネットからも予約可能です

【2】鹿児島県内の市町村で初の試み!子ども医療費無料化・窓口負担ゼロ〔保健課〕
鹿児島県における住民税課税世帯に対する子ども医療費助成制度については、病院の窓口で一旦医療費を支払い、後日、口座に振り込まれる「自動償還払い」方式となっています。そのため、県内各地の自治体から窓口負担の無い「現物給付」方式の要望が出されています。
本市では、子育て世帯の経済的負担軽減および疾病の早期発見・早期治療を目的に、本市に在住している18歳までの全ての子どもを対象に、県に先駆けて、本年4月から市内保険医療機関での医療費窓口無料化・窓口負担ゼロを実施しています。

◆ここがポイント
▽ご注意ください
市外の保険医療機関を受診する場合は、「垂水市子ども医療費助成受給資格者証(黄色)」、「垂水市ひとり親家庭医療費受給資格者証(白色)」を提示する必要があります。

▽目印あります
5月から6か所の整骨院も追加となり、市内28か所の保険医療機関が対象となりました。のぼりやステッカーが目印です。

◆interview
子育て支援センターでお会いした
金子宏美(ひろみ)さん 季央(きお)くん
幼い子どもを育てる親としてとてもありがたいです。体調の悪い時は、機嫌も悪くぐずるので、窓口で財布を取り出さず、スムーズにお会計が終わるのは助かります。また、手軽に病院等を受診できる点もうれしいです。窓口無料化が、県内に広がることでさらに安心して子育てできる環境になると思います。

・子ども医療費無料化・窓口負担ゼロについて詳しくは、右のQRコードからご確認ください。(QRコードは本紙をご覧ください)

【3】負担なく安心して、子育てできる環境へ。0歳~2歳児までの保育料無料化〔保健課〕
子育て世帯の経済的負担を軽減するため、市内保育所等における市の認定を受けた0歳から2歳児までの課税世帯の保育料について、本年4月から無料化を実施しています。(通園送迎費、行事費等はこれまでどおり実費負担となります。)
これにより、子育て期におけるライフステージに応じた経済的負担が軽減され、子育て世代が住みやすいまちづくりが大きく前進することが期待されます。

▽認定こども園・保育所・幼稚園
垂水市内には、6か所の認定こども園・保育所・幼稚園があります。入園を希望される方は、各施設もしくは垂水市役所保健課子育て支援係までお問い合わせください。

・認定こども園・保育所・幼稚園について詳しくは、右のQRコードからご確認ください。(QRコードは本紙をご覧ください)

◆乳幼児用紙おむつの回収
令和3年6月から子育て支援センターに乳幼児用紙おむつの回収用ボックス(令和5年12月に容量を増やしたものを設置)を設置していましたが、令和6年度は新たに、牛根支所、新城支所にも回収用ボックスを設置しています。週1回回収を行う等、子育て世代の負担軽減や清潔な住環境の整備を図っています。

▽基本ルール
(1)必ずビニール袋にまとめた上で、回収ボックスに入れてください。
(2)回収ボックスには、乳幼児用紙おむつ以外のごみは入れないでください。

・乳幼児用紙おむつの回収について詳しくは、右のQRコードからご確認ください。(QRコードは本紙をご覧ください)

【4】「安全・安心なおいしい学校給食」小中学校の給食費無料化〔教育総務課〕
今般の社会情勢における物価高騰の影響を受けている子育て世代の経済的負担を軽減するとともに、地域の豊かな食材の活用や栄養バランスのとれた「安全・安心なおいしい学校給食」を提供することで、本市の子どもたちの健康や、心身の健全な発達の促進を目的に、令和5年度の2学期から市内小・中学校の給食費無料化に取り組んでいます。
本市の学校給食は、過去に全国学校給食甲子園という全国大会で優秀な成績を収める等、外部からの評価も高く、児童・生徒からも「おいしい」と好評を得ており、栄養バランスのとれた給食です。

◆interview
好きな給食は、フルーツポンチです
新城小6年 大山美波(みなみ)さん
私たちが毎日食べる給食は、垂水市の食材がたくさん使われていてとてもおいしいです。給食を食べた後の午後の時間は、とても元気に過ごすことができて、友だちと遊んだり、勉強もがんばることができます。給食センターの皆さんいつもおいしい給食を作ってくれてありがとうございます。

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