令和3年度から、GIGAスクールによる一人一台端末を本格的に活用した教育が始まった垂水市。ここでは、市民の皆様に、GIGAスクールはどういったものなのか解説するとともに、各校の取組みを紹介することで、GIGAスクール構想を基にした教育に親しみを持っていただければと思います。
■GIGAスクール構想×健康教育
私たちの生活に必要不可欠なスマホやパソコンなどのメディア(ICT機器)。6月に市内全小・中学校の児童生徒を対象に行ったアンケートでは、メディアの使用時間について、家庭学習で使用する時間を除いて、約35%の児童生徒が毎日(平日)2時間以上使用していることが分かり、健康面へ配慮することが求められます。
そこで、垂水市の小・中学校では、メディアと上手に付き合うために、メディアと接する時間や内容について家族でルールを決めて取り組む「メディアコントロール週間」を設定したり、垂水市PTA連絡協議会から「家庭で守ろう7つのルール」(右図参照)を提案し実践したりするなど、様々な取組を行っています。
各学校では、現状に合わせて、自分自身の行動を振り返ったり、家族で話し合ってルールを決めたりしながら実施しています。
メディアはとても便利で学びを豊かにする物だからこそ、生涯を通して、心身ともに健康な生活を送るために考え、実践する力を身に付けていきましょう。
※詳しくは本紙をご覧ください。
【各小・中学校の取組も紹介/新城小学校】
◆自ら学び考える子供の育成~新城らしいGIGAスクールを通して~
新城小学校は、児童が自ら学び考える協働的な学びの充実を図るために、中学年から家庭で学校の学習内容を予習し、授業で理解を深める反転学習に取り組んでいます。また、予習を充実させるために、学習計画や学級通信を参考に、タブレット端末で1週間の家庭学習の計画を立てています。
さらに、教科書、紙のドリル、AIドリルnavima等の教材を自ら選択し、学習の順序を自分で考える単元内自由進度学習に、各教科等で取り組んでいます。
他にも、オンラインでタイピングに慣れ親しむ活動を低学年から取り入れたり、タブレット端末の利用の在り方を考えるための情報モラルについて、家庭でも学習できるようにしています。
6月28日は、「自ら学び考える子供の育成~新城らしいGIGAスクールを通して」を研究主題とし、令和4~6年度垂水市教育研究協力校として研究公開を実施しました。参観された先生から、ICT機器を効果的に活用し、自ら学び考える子供の姿に称賛のお言葉をいただきました。
▽予習型反転学習について
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