町では、「自然と共に生きる元気な町」の実現を目指し、令和11年度までを計画期間とする「健康やくしま21(第3次屋久島町健康づくり計画)」を策定し、さまざまな健康づくりの取り組みを進めています。
今年度は、「がん対策」と「こころの健康」について考える取り組みを実施しています。
みなさん、毎日しっかり眠れていますか?心の健康とも関連の深い「睡眠」について、今回はお伝えします。OECD(経済協力開発機構)の2021年の調査によると、日本人の平均睡眠時間は7時間22分と、33か国の中で、“最下位”だと分かっています。
ちなみに、令和5年度の屋久島町の特定健診の質問票から、5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」と回答しています。
必要な睡眠時間には個人差もあるので、ただ単に時間だけでなく、睡眠でしっかり疲れが取れているか、すっきり目覚められているかどうかの「睡眠休養感」が大切だと言われています。
この睡眠休養感が低いと、高血圧、肥満、糖尿病といった生活習慣病になりやすいということや、うつ病の方の9割が不眠に悩んでいることなどが分かっており、うつ病の発症にも関わるという調査結果もあります。
こうした中、厚生労働省は、2023年に『goodsleepぐっすりガイド2023』を発表しました。厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」には、「高齢者」「成人」「こども」で必要な時間や、目安が変わってくることから、それぞれの世代に対するポイント等を示してあります。
睡眠についてもう少し知りたい、睡眠の質について見直してみたい方は、右のQRコードから、厚生労働省の関連サイト(スマートライフプロジェクト、健康づくりのための睡眠ガイド)をご覧ください。
■睡眠と生活習慣病の深い関係[厚生労働省e-ヘルスネット「睡眠と生活習慣病との深い関係」より]
11月8日は「いい歯の日」です。毎日の歯みがきはできていても、定期的な歯科健診の受診はできているでしょうか?歯や口の健康のために、正しく歯みがきを行い、定期的に歯科医院でプロのケアを受けることも大切です。
■歯磨きの基本
(1)歯ブラシの持ち方…えんぴつを持つような形。軽い力で磨く。
(2)歯ブラシの当て方…歯の面に対して90度または45度(45度:特に歯ぐきの境目をみがくとき)
(3)歯ブラシの動かし方…1か所につき、10~20回程度、振動させるように小刻みに動かす。
*歯間ブラシやフロスなど補助具の使用で磨き残しをなくしましょう!
問合せ:役場健康長寿課健康増進係
【電話】43-5900(内線141)
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