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フレイル予防のためのいきいき長生きコラム(9)

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鹿児島県屋久島町

■「筋肉量が多いと長生き!動く!」
やくしま森の診療所院長 森千祥
どれだけ動いていますか?厚生労働省からは高齢者は1日約6000歩以上の運動、立位が難しい人も少しでも身体を動かすということが推奨されています。
なぜでしょうか。年齢を重ねるにつれ、筋肉の老いが進行し、さらに動かないことで筋肉量が減少するといわれています。筋肉細胞の老いは防げませんが、筋肉をつけることで動けなくならないようにすることはできます。年齢とともに軟骨もすり減っていきます。歩行時、膝関節には体重の3倍から5倍の負荷がかかっているといわれています。これを守ってくれるのが筋肉です。適正な運動で関節を痛めないように筋肉をつけるということが非常に大事です。
他にも筋肉には血液の流れをよくする(第2の心臓)、血糖値の急上昇をおさえる、免疫をあげる、熱中症を防ぐ、など様々な効果もあります。
できない!と思う方も、ほんの少し、座っている時間や動かない時間を減らしませんか?始めるか始めないかで、数年後の自分が全く変わってきます。始めませんか?
ところで、屋久島は農業、林業、水産業の割合が高く、その中で腰や膝などを痛めている人が多い印象です。こういう方たちこそ、適正な運動や筋力トレーニングが必要と感じます。違和感がある時点で相談していただけると、リハビリもしくは地域の健康体操や筋力トレーニングなどをご紹介できるかと考えます。

このコーナーでは、町内の医療機関などから、健康で長生きするための「耳より情報」をお届けします。

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