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市長コラム

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鹿児島県 志布志市

■動物の飼養 問われる責任感

志布志市でも多くの市民の皆様がご自宅でペットを飼われているかと思いますが、先日、全国的に動物虐待の摘発数が増加しているとの報道がありました。
警察庁は、2023年に全国で摘発されたペットの虐待などの動物愛護法違反は前年比15件増の181件、摘発人数は19人増の206人で、いずれも過去最多と公表しています。
この摘発件数の増加は、近年のペット人気や動物愛護意識が高まっていることも背景にあり、このことを裏付けるかのように、摘発件数のうち、実に約65%は第三者からの通報が捜査の発端となっているようです。被害に遭っている動物も多様で、猫や犬のほか、牛や鶏、亀などの被害も報告されています。
2020年6月には、改正動物愛護管理法が施行され、動物虐待に対する罰則が強化され、獣医師には虐待疑い事案の通報が義務付けされています。この改正は、「動物取扱業の更なる適正化」、「動物の不適切な取り扱いへの対応の強化」を目的としており、マイクロチップ装着の義務化なども記憶に新しいところです。
動物愛護管理法とは、動物は命あるものであることを認識したうえで動物虐待を防ぎ、動物を愛護しながら人と共生する社会を作っていくために必要な法律です。動物とともに過ごす皆様には、それぞれ飼養している動物は、あらためて「家族の一員」という認識を持って生活していただきたいと思います。

下平 晴行

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