■絶滅危惧種コアジサシの営巣が確認されましたが…
コアジサシは全長26センチほどの絶滅危惧種の旅鳥です。志布志市生物多様性センターが、安楽川河口で野鳥観察を行った際に、50羽以上のコアジサシの飛来と営巣を確認しました。
その後、巣を守るため、巣を竹杭とロープで囲み(200m×30m)、車乗り入れ禁止の協力依頼看板設置を行いました。
囲み地内にはコアジサシの15巣を確認し、その巣には、それぞれ1、2個の卵がありました。
コアジサシの天敵は、トビやカラスです。営巣を確認してから数日後、突然コアジサシの姿が消え、囲み地内にはトビやカラスの姿がありました。周囲には割れた卵があり、確認していた15個の巣はだんだん少なくなり、やがて全て無くなりました。
◆生態系に対する悪影響
ある特定の一種だけが増えると生態系のバランスが崩れます。例えば、野鳥は餌付け(簡単に餌を得る方法)を学ぶことで人間に依存し、自ら餌を探すことをしなくなります。それは、野鳥など野生生物が持っている本能を阻害してしまう上に、本来野鳥のエサとなるはずだった生物の異常繁殖などを引き起こし、自然のバランスが崩れて生態系の大きな問題へとつながります。
■浄化槽の定期検査を受けましょう
浄化槽は私たちの生活から排出された汚水を浄化し、きれいな水にして流すことができる装置です。
そのため、業者に委託して行う「保守点検」と「清掃」をきちんと行い、水質に関する「法定検査」を受けることが義務付けられています。
▽検査手数料(5~10人槽)
※検査対象となった浄化槽(設置年度ごとに対象としています)については事前に指定検査機関から日程通知がありますので必ず受検していただきますようお願いします。
問い合わせ先:
・(公財)鹿児島県環境保全協会(鹿児島県知事指定検査機関)【電話】099‒296‒9000
【URL】http://www.kagoshima-kankyou.or.jp
・鹿児島県生活排水対策室【電話】099‒286‒3685
・有明庁舎 市民環境課 環境政策グループ【電話】474‒1111(内線135・136)
・志布志庁舎 市民税務課 市民税務グループ【電話】472‒1111(内線224・225)
・松山庁舎 総務市民課 総務グループ【電話】487‒2111(内線271)
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問い合わせ先:有明庁舎 市民環境課 環境政策グループ
【電話】474-1111(内線133)
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