■令和6年指宿市消防出初式 年初めに士気を高める
令和6年指宿市消防出初式が1月6日にサンシティホールいぶすき横広場で行われました。年の初めに消防団の士気や市民の防火意識を高めようと行われるもので、各地域の方面隊など726人が参加。消防功労者表彰や一糸乱れぬ分列行進・放水訓練・はしご隊による演技などが行われました。はしご隊隊長の今林幸二(いまばやしこうじ)さん(道下)は「今年も地域の防火活動に力を尽くしたい。出初式を見て消防団の活動に興味を持つきっかけになってほしい」と話しました。
■山川高校生がおもてなし スメを存分に満喫してね
山川高校生によるスメ体験プログラムが12月26日に鰻温泉スメ広場で行われました。観光客らとの交流を通し接客技術などを生徒に学んでもらおうと行っているもの。スメの蒸気を利用した調理の手伝いや茶節の振る舞い、たいせいこども園の園児を連れてのスタンプラリーなどを生徒が行いました。2年(取材当時)の片野田愛子(かたのだあいこ)さん(五郎ヶ岡)は「園児の引率をした時は安心してもらえるよう心掛けた。また活動に参加したい」と話しました。
■利永でダセチッ 子孫繁栄を願ってたたく
小正月行事のダセチッが1月14日に利永地区で行われました。前年に結婚した夫婦の家を子どもたちが訪れ、ダセ棒と呼ばれる棒で地面をたたきながら「ダーセン・ケボボ…」と唱え子孫繁栄を願う伝統行事。保育園から小学生までの子どもたち21人が4軒の家を回りました。山川小6年(取材当時)の市山幸芽(いちやまこうめ)さん(市山下)は「幸せな家庭を築いてほしいと願いながら棒でたたいた。自分も大人になって結婚したらやってもらいたい」と話しました。
■いぶすきファンアプリが完成 いぶすき巡りをもっと楽しく
一般社団法人いぶすき観光デザインが事務局を務めるスマートフォンアプリ「いぶすきさんぽ」が、1月13日に運用を開始され、指宿総合体育館でセレモニーが行われました。アプリはイベントや観光情報の発信、加盟店で消費額に応じたポイントを付与する機能などを備え、地域活性化を目指して開発。同法人の秋元雅博(あきもとまさひろ)理事長は「観光客や地域の皆さんに登録してもらい、指宿での観光地巡りや食事、買い物をお得に楽しんでほしい」と話しました。
■消防組合へドローンの贈呈 災害時に役立てて
株式会社エアリアルワークスが指宿南九州消防組合へドローンを寄贈し、1月16日に同組合本部で贈呈式が行われました。ドローンの販売・操縦資格講習などを行う同社が、人命救助に役立ててほしいとドローン3機を寄贈。災害発生時などでの探索活動や現場の調査活動に使用される予定です。肥後誠(ひごまこと)代表取締役は「火災や自然災害の発生時にドローンは大きな力を発揮する。生まれ育った指宿に恩返しできれば」と話しました。
■自然公園関係功労者環境大臣表彰 開聞岳登山道の整備に尽力
自然公園関係功労者環境大臣表彰を新村信博(しんむらのぶひろ)さん(谷村下)が受賞し、1月16日に市長へ報告しました。自然公園の保護と適正な利用に尽力した人へ贈られるもの。自然公園指導員として約20年間、霧島錦江湾国立公園区域である開聞岳登山道の点検や危険木の除去など維持管理に取り組み、その功績が高く評価されました。新村さんは「自然公園指導員は退任したが、これからも市内の国立公園を巡回し、美しい景観を守りたい」と話しました。
■開聞小児童が松原田大根を栽培 伝統野菜を受け継ぐ
松原田大根の収穫が1月23日に開聞小学校で行われました。松原田大根は松原田地区で古くから栽培され、開聞岳大根の銘柄で東京・大阪に出荷されていたものの生産者が減少。伝統野菜の保存に取り組む鹿児島大学教育学部の中野八伯(なかのはつのり)技術専門員らの指導の下、前年9月に種を植え、最高11キログラムに育った大根を児童が収穫しました。4年(取材当時)の吉田有吾(よしだゆうご)さん(脇)は「大きくて収穫が大変だった。おでんにして食べてみたい」と話しました。
■外国人技能実習生と地域住民の交流会 互いの理解を深める
外国人技能実習生に向けた日本料理の調理体験・交流会が1月20日からの2日間、山川文化ホールで行われました。実習生と地域住民に互いの文化の理解を深めてほしいと町区自治会が企画。インドネシア・ベトナム・フィリピン出身の実習生と住民など延べ100人が参加し、さつま汁やおにぎりなどを作りました。同自治会の有馬象多郎(ありましょうたろう)区長は「外国人技能実習生の皆さんが地域になじむきっかけになれば」と話しました。
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