毎年、指宿の海岸にウミガメがやってきているのをご存じですか?
5月下旬~8月上旬にかけて、市内各地の砂浜にウミガメが上陸し産卵を行います。ウミガメが上陸するのは夜暗くなってからです。ウミガメが安心して産卵できるようにごみのない海岸にしましょう。
ウミガメが上陸すると砂浜に特徴的な足跡が残ります。もしウミガメの足跡を見つけたら環境政策課まで連絡してください。
ウミガメの卵は2カ月ほどでかえり、子ガメは生まれてすぐに海へ向かっていきます。それから30年くらいかけて大きく成長し、再び指宿の砂浜へ帰ってきます。
上陸した砂浜にごみがあるとウミガメは産卵を諦めることがあります。海岸をきれいにすることがウミガメを守ることにもつながります。
●ウミガメ上陸・産卵数(指宿市ウミガメ保護監視員しらべ)
※ウミガメ保護監視員が毎年5月~8月に市内の海岸を調査し、確認できた頭数です。
◆海岸ごみの現状
市内の海岸に流れ着くごみは流木や海藻など自然の物が多数を占めますが、ペットボトルや空き缶などの人工物も少なくありません。これらのごみがウミガメに絡まって動けなくなることやごみを餌だと思ったウミガメが誤飲してしまうこともあります。また、環境汚染や船舶事故にもつながります。
魚釣りやレジャーの際は、ごみのポイ捨てなどで川や海を汚さないようにしましょう。
◆海岸清掃作業員の活動
海岸清掃作業員が市内の海岸に流れ着いた漂着物の清掃をしており、市内の海岸を全て回るのに1週間ほどかかります。指宿の海岸を守る意識を市民一人一人が持ちましょう。
■海岸を利用する際の注意点
・ごみを捨てない
・ウミガメを見つけても触らない
・暗くなった海岸でむやみに騒いだり明かりをつけたりしない(車のヘッドライトや花火など)
◇人工物ごみの例
・ペットボトル
・空き缶
・肥料用ビニール袋
問合せ:環境政策課環境衛生係
【電話】(内線)243
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