まちの話題 Zoom Up IBUSUKI(2)

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■山川高校で選挙の出前授業　投票を模擬体験
選挙への関心を高めてもらう出前授業が5月31日に山川高校で行われました。若者の投票率が低迷する中、市選挙管理委員会が実施。全校生徒が参加し、名古屋経済大学のたか橋勝也(たかはしかつや)教授から投票が政治に与える影響について講話を受け、架空の候補者の中から投票したい人を選ぶ模擬選挙を体験しました。3年の川口愛莉(かわぐちあいり)さん(永田)は「模擬選挙をしてみて投票場所での動きが分かり勉強になった。実際の選挙でも投票へ行きたい」と話しました。
※「たか橋勝也教授」の「たか」は環境依存文字のため、かなに置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

■イベントの売上金を市へ寄付　ラーメンで地域に貢献
株式会社指宿堂の安間二郎(あんまじろう)代表取締役が5月27日に市長を訪問し、市への寄付金158,300円を手渡しました。市内をはじめ海外にもラーメン屋を展開し創業14周年を迎えた同社が、1杯140円でラーメンを提供するイベントを開催。2時間待ちの行列ができるなど多くのファンが詰めかけ、イベントの売上金全額を寄付しました。安間代表取締役は「指宿への恩返しのために毎年イベントを行っている。地域の役に立てれば」と話しました。

■女子ソフトボールチームが大活躍　接戦を制し九州大会へ
中学生女子ソフトボールチームの南薩SC(エスシー)が県大会で優勝し6月6日に市長に報告しました。同チームは指宿市・南九州市・南さつま市在住の中学生で構成され、県内10チームが参加した第48回県中学女子春季ソフトボール大会で優勝し、九州大会への出場を決めました。主将を務める山川中3年の西優奈(にしゆうな)さん(小川西)は「緊迫した試合が多かったが優勝することができ、九州大会へ出場を決めることができて良かった」と話しました。

■指宿ライオンズクラブが鉛筆を贈呈　大切に使ってね
指宿ライオンズクラブから小学1年生への名前入り鉛筆贈呈式が6月5日に指宿庁舎で行われました。同団体が毎年行っている取り組みで今年で26年目。ひらがなで名前が刻印された鉛筆が児童260人に贈られました。井手有美子(いでゆみこ)会長は「名前入り鉛筆を手にすることで自分の物を大事にする心を育て、字を丁寧に書くことを意識しながら大切に使ってほしい。この取り組みをこれからも長く続けていきたい」と話しました。

■池田小でどろリンピックが開催　泥遊びで食育授業
どろリンピックが6月13日に池田小学校で行われました。食のありがたさを学ぶ米作りの授業の一環で、水を張った田んぼで遊ぶことで田植え前に土と水を循環させる代かきを行おうと開催されたもの。6年の俵積田悠悟(たわらつみだゆうご)さん(下門)が「泥にも負けず、カエルも踏まず、正々堂々戦って土を軟らかくすることを誓います」と宣誓し、23人の児童がドッジボールなどを行いました。4年の森川陽菜(もりかわひな)さん(堀切園)は「これからおいしいお米を育てていきたい」と話しました。

■高校生が地元企業を知る　指宿の働きがいを発見
高校生が企業を訪問するいぶすき魅力発見!Job(ジョブ)ツアーが6月7日に行われました。地元企業の魅力を生徒に知ってもらい、雇用につなげようと市などが開催したもの。指宿商業高校・山川高校・指宿特別支援学校・南九州市の頴娃高校の生徒約140人が医療・福祉、宿泊・製造、建設など7コースに分かれて企業を巡りました。指宿商業高校3年の大迫茉穂(おおさこまほ)さん(弥次ヶ湯)は「親しみのある企業ばかりだが中の様子まで見たことはなく、貴重な体験ができた」と話しました。

■児童が田植え体験　お米になるまでを学ぶ
田植え体験が6月15日に尾下の棚田で行われました。普段食べているお米がどのように作られているのか子どもたちに知ってもらおうと尾下の棚田振興協議会が開催したもの。昔ながらの石積みで形成され、国の「つなぐ棚田遺産」にも認定される棚田で小学生やその家族約30人が手作業での田植えを体験しました。山川小3年の盛園陽太(もりぞのようた)さん(森松東)は「田植えは初めての経験で足を取られて難しかった。稲刈りもやってみたい」と話しました。

■ヨルダン駐日大使が訪問　国際交流の始点に
ヨルダンのリーナ・アンナーブ駐日大使が6月14日に市長を訪問しました。大使は、県内の病院で同国の医師が研修を行うことについて、研修受け入れの謝意を伝えるために来鹿。13日から指宿を訪れ、市営唐船峡そうめん流しなどの観光地を巡りました。大使は「鹿児島・指宿で美しい心と自然に触れることができ、とても素晴らしく感じた。ヨルダンには泉質が豊かな温泉があり指宿と共通点がある。関係を深められれば」と話しました。