本計画は、市民一人一人が高齢になっても生きがいを持ち、安心して自分らしい暮らしを最期まで送ることができるよう、介護サービスの計画的な整備や地域共生社会の実現に向けた地域包括ケアシステムの更なる深化、介護人材確保および介護現場の生産性向上の推進などを目指します。
■日置市の高齢者の現状と将来推計
▽総人口に占める後期高齢者(75歳以上)の割合
2023年:約5人に1人
2040年:約4人に1人
▽高齢者人口に占める要支援・要介護認定者の割合
2023年:約6人に1人
2040年:約5人に1人
少子高齢化や人口減少が進むなか、要支援・要介護認定者や認知症高齢者、ひとり暮らしの高齢者が増えることが予測されています。
■施策の体系・方向性
このような背景を踏まえ、計画の基本理念である「笑顔とやさしさ、ぬくもりに満ちたまちづくり」と3つの基本目標・主要施策のもと、具体的な取り組みを推進していきます。
各取り組みの推進にあたっては、さまざまな関係分野と関連させながら、介護予防や地域づくりなどを一体的に取り組む地域デザイン機能を強化する必要があります。
▽日置市が目指す地域包括ケア
~キーワード~
住民の
『居場所』…地域社会と関わり、自分らしくいられる
『生き場所』…安心できる生活
『活かす場所』…活躍できる役割がある
づくり
■基本理念
「笑顔とやさしさ、ぬくもりに満ちたまちづくり」
○基本目標1 いきいきと心豊かに暮らせるまちづくり
(1)社会参加と生きがいづくりの推進
(2)健康づくりと介護予防の推進
○基本目標2 いつまでも安心して暮らせるまちづくり
(1)介護予防・日常生活支援総合事業の推進
(2)認知症施策の推進
(3)在宅医療・介護連携の推進
(4)包括的な相談支援体制の整備
(5)高齢者虐待対策の推進
(6)地域ケア会議の推進
(7)良質な介護サービスの提供
○基本目標3 支え合って暮らせるまちづくり
(1)地域の支え合い機能の強化
(2)高齢者の住みよいまちづくり
(3)高齢者の安全な暮らしづくり
(4)人材育成・研修の推進
(5)介護人材確保の取組
(6)介護業務の効率化及び質の向上に関する取組
制度・分野の枠や「支える側」「支えられる側」という関係を超えて、一人一人の取り組み(自助)やボランティア・助け合いの取り組み(互助)、保険サービスなど(共助)、行政サービスなど(公助)を連携させて、より豊かな高齢社会、地域共生社会の実現を目指そう!
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