■地域のプラスチックごみを皆で考えたい!
「夢×移住×複業(複数の仕事を持つこと)+α」で活動を行う地域おこし協力隊の新たなスタイル「サキガケ日置市(移)民」。
初代隊員の岡田香織さんの2年間の活動を振り返ります。
岡田香織さん
令和4年6月1日から令和6年5月31日まで活動
▽プラスチックに意識を向ける人を増やす
日本からのプラスチックごみ(以下、プラごみ)輸出先第一位であるマレーシアでの青年海外協力隊経験をきっかけに、プラごみ問題の啓発やプラごみの地域での再利用を志した岡田さん。サキガケ日置市(移)民制度を活用して、地域に密着した「プラスチックの人」としての活動を2年間行いました。
岡田さんは、プラごみ問題やプラスチックそのものに興味を持つ人を増やす活動を積極的に行いました。ごみ問題を扱った映画の鑑賞会、ごみ処理施設の見学会、プラごみを考えるカードゲームの体験会などを開催。プラスチックのお話とプラごみを溶かしてモノづくりをする工作を合わせたワークショップも市内各地で行いました。
▽プラごみを地域資源として活用
地域で出るごみを地域資源として注目した岡田さん。
市内の施設で回収したペットボトルのキャップや吹上浜に漂着したプラごみを材料に、自作の機械を使ってコースターや植木鉢など、カラフルな製品に生まれ変わらせ、物産館や市内のイベント等で販売しました。プラスチックのリサイクルを身近に感じる取り組みでした。
▽メディアにも出演
SDGsに関する全国的にも珍しい取り組みを行っている移住者として、テレビ・ラジオ・新聞など、多くのメディアにも出演しました。市内外の方に広く日置市やプラスチックのことを知っていただく機会となりました。
▽移住者目線での情報発信
日置市のウェブメディア「ひおきと」のライターとして、市内企業を見学したり、郷土料理を自作したりして記事を作成、発信しました。あとに続く移住者の「サキガケ」として、移住者視点から日置市の良いところの発掘・発信を楽しみながら行いました。
岡田さん、2年間の活動お疲れさまでした!
活動終了後も引き続き鹿児島県内でプラスチック問題の啓発に取り組む岡田さんに、これからも目が離せません。岡田さんは主にインスタグラムで情報発信をしているので、フォローしてみてください。
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