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特集 まちのコインを導入します!~お金では買えない喜びがあふれるまちへ~

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鹿児島県日置市

■スマホアプリが人のつながりと楽しいを作る
今年5月末まで実施していた「まちのコイン」導入に関するクラウドファンディング。目標額には達することができなかったものの、並行してチャレンジしていた国のモデル事業:過疎地域持続的発展支援事業(国庫補助100%)の採択を6月初旬にいただき、早急に導入準備を進めているところです。
今回は、まちのコインとはどのようなものなのか、どのような効果が期待できるのか紹介いたします。

◇人のつながりを可視化
「手伝ってほしい」「遊びに来てほしい」「教えてあげたい」「楽しませたい」、このように考えたことって誰しもあるのではないでしょうか。このような思いがあるからこそ人と人はつながり、楽しく生きていけるのだと考えます。この「人のつながり」を可視化し、人々の主体的な交流を引き出しつつ、まちの活性化を図るアプリが「地域通貨アプリまちのコイン」です。

◇まちのコインとは?
「まちのコイン」というアプリをスマートフォンやタブレットにダウンロードして利用するもので、アプリ内でポイント(コイン)をもらったり使ったりすることができます。「まちのコイン」は、(株)カヤックという、神奈川県鎌倉市にあるゲーム制作などを手掛ける会社が開発したもので、鎌倉市では、「クルッポ」と名付けたポイントが定着し、幅広い世代がつながる楽しい地域になっています。
「まちのコイン」の中でやりとりするポイントの大きな特徴は、法定通貨(いわゆるお金)と連動しないことです。つまり、ここで使われるポイントは換金できないのです。では、このポイントでは、何ができるのでしょうか?

ポイント分 原資ゼロ

◇お金では買えない喜びを
お金に換金できないこのポイントは、「もらう体験」「使う体験」を通して「思い」をやりとりします。
お金に換金できないこのポイントのメリットは「人とつながる」こと。ポイントのやりとり(体験の提供)を通してつながりが生まれ、地域にお金では買えない喜びがあふれていきます。
本市では、地域通貨と呼ぶと、換金性のあるポイントと勘違いされてしまうので、ポイントを活用したゲームと解釈し「ポイントゲームアプリ:まちのコイン」と呼称しています。

◇みんなで未来を描く
まちのコインでは、ポイントのやりとりを通してどんなまちにしたいかがわかるように、導入している地域ごとに「キャッチコピー」と「ポイント名(コイン名)」を決めています。
まちのコインを通して日置市をどんなまちにしたいかを語り合う会を今年7月25日に開催。まちづくり団体や観光関係者30人ほどが参加しました。当日は、日置市の良いところや課題、ありたい姿などをみんなで考え、多くの意見が出され、非常に盛り上がりました。出された意見を基に、コイン名とキャッチコピーを決定し、9月末ごろには公表します。

◇多くのかたがたの参加がカギ
この取り組みの重要ポイントは、多くの市民・店舗・団体を巻き込むことです。利用者として楽しむことはもちろんですが、ポイントをもらったり、使ったりできる「スポット」をつくることが最重要であると考えています。
そこで、スポットへの参加促進を目的とした「スポット交流会」を、9月24日(火)午後6時30分から日置市中央公民館で開催しますので、興味のある店舗・団体の方は地域づくり課にご連絡ください。日置市版「まちのコイン」のスタートは、妙円寺詣りと美山クラフトウィークが始まる10月26日を目指し進めています。
本取り組みに参加いただきみんなで日置市を「お金で買えない喜びがあふれるまち」にしていきましょう。

お問い合わせ先:本庁地域づくり課
【電話】099-248-9408

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