文字サイズ
自治体の皆さまへ

人のとなりに

2/24

鹿児島県 薩摩川内市

岡留一正(おかどめかずまさ)さん

4月8日、祁答院地域に誕生した祁答院小学校が新たな歴史をスタートさせました。
今回は、子どもたちや未来の祁答院小学校に対する、初代校長の思いに寄り添います。

■教師を志した学生時代
「小学生の頃にテレビで見たドラマの主人公に憧れて教員を目指した」と話すのは、4月に開校した祁答院小学校の初代校長を務める岡留一正さん。憧れの教員免許の取得を目指して学生時代を過ごし、教育実習でさらにその気持ちが強くなったと言います。その後中学校の教員採用試験に合格し、教員人生をスタートさせました。

■まず肯定
子どもたちと接する中で、岡留さんが気を付けていることは、子どもたちの話を肯定すること。「『そうなんだね』のように肯定的な言葉を掛けるように意識しています。せっかく話してくれたのに、最初に否定してしまうと、子どもたちも残念な気持ちになるので共感するような声掛けを心掛けています」と話します。「たくさん話してくれる子どもたちには、じっくり話を聞くことが大切です」と教えてくれました。

■これまでの教員生活
中学校の理科の先生として教員人生をスタートし、これまでの長い教員生活で、かつての教え子と児童・生徒の親として再会することもあると話します。
「『○○中学校の時の○○です。覚えていますか』と教え子が声を掛けてくれることがあります。その時はとてもうれしいです。また、教え子が社会の一員として、自立して頑張っているという報告をもらった時もとてもうれしいです。今年の祁答院小学校の新入生の保護者にも、担任をしていた時の教え子がいました。当時の教え子の子どもたちの世代も入学してきたと思うと、時の流れが早く感じます」としみじみと話してくれました。

■本市の印象
県内のさまざまな学校に赴任し、本市に赴任するのは、川内中央中学校と前任の大軣小学校で2回目で、引き続き祁答院小学校の校長を務めることになりました。「本市はスポーツにすごく力を入れていて、プロのスポーツ選手が合宿を行ったり、伝統行事の川内大綱引があったりと、子どもたちがスポーツや文化に触れる機会が多い印象を受けます。それらを通して、地域や保護者とのつながりを持てるので魅力的だと感じています。祁答院地域は地域のつながりが強く、子どもたちにより良い学習環境を提供するため、地域一体となって小学校再編に積極的に携わっていただきました」と話してくれました。

■これからの祁答院小学校
開校式の当日の朝、子どもたちの「おはようございます」という元気なあいさつを聞いた時、良い学校になるだろうと安心したそうです。「あいさつや礼儀を意識しなくてもしっかりできる子どもたちを誇りに思います。これまで小学校再編に関わってきた人たちや地域の方々の思いを背負って、素晴らしい学校だと認めてもらえるようにしていきたいです。また、閉校した4校の頭文字をとった『祁答院小学校かくだい(拡大)プロジェクト』を計画し、これから祁答院小学校の魅力を広めていけるように頑張りたいです。そして、子どもたちにとって『楽しい、面白い、元気が出る』学校にしたいです」と新たな歴史を歩む小学校への思いを語ってくれました。

「人のとなりに」とは…
文字通り、その人の隣にいて、思いに寄り添うことや人柄を表す言葉「人となり」をイメージしたコーナーで、人物や活動の紹介だけでなく、その人の思いにスポットを当てることを目的としています。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU