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深ボリ! 企業のチカラ

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鹿児島県 薩摩川内市

■第66回 九州樹脂工業株式会社
今回は、九州樹脂工業株式会社を「深ボリ!」。営業課長の富田守(とみたまもる)さんにお話を伺いました。

◆事業の概要
プラスチックの加工および輸出販売を行う(株)中天(ちゅうてん)貿易として、平成24年に創業しました。その後、世界的なプラスチックの輸出入規制を契機に、より一層プラスチックの再資源化に取り組むため、令和元年に九州樹脂工業(株)を設立し、再生プラスチックの製造、販売、その材料となる樹脂全般の受け入れを行っています。

◆高度なリサイクル技術
当社は、ビニール袋類の軟質プラスチックを破砕・洗浄し、ペレットという小さな粒状に加工する高度な技術や設備を有しています。このペレットを、プラスチック製品を製造するメーカーなどに販売し、廃プラスチックの再資源化に貢献しています。

(1)素材の廃プラスチックを機械に投入
(2)再生プラスチックをペレット状に加工
(3)ペレット状になった再生プラスチック

◆今後の抱負
事業者からは廃プラスチックの持ち込みも受け入れています。しかし、持ち込まれたものの中には再資源化することが難しいものもあるため、古紙などを混ぜて固形化し燃料として再利用する仕組みを計画しています。この燃料は、廃棄物固形燃料(RPF)といい、石炭と比較して熱効率が高く、二酸化炭素の排出量が少ない、環境に優しい燃料で、工業用の燃料としての利用が進んでいます。
このように家庭ごみや事業ごみが再び資源として再生していること、そして、その資源化を行う企業が地元にあることを知っていただくために、学校を訪問し、企業説明などを行っています。弊社の事業に興味を持っていただくことによって雇用につなげていくことを目指すとともに、今後もSDGsを推進する企業として努めていきます。

▽社員からのメッセージ
入社4年目 宮脇健(みやわきたけし)さん
私はペレットを作り出す機械の操作を担当しています。持ち込まれるプラスチックにはさまざまな種類が混在しているので、一定の品質でペレットを作り出すためには機械の設定を調整する必要があります。その調整が難しい作業である一方、やりがいを感じています。
まだまだ成長して自分のできる仕事の幅を広げていきたいです。

-Information-
九州樹脂工業株式会社
代表者:代表取締役社長 王尚(おうしょう)
所在地:久見崎町965-2
従業員数:24人
連絡先:【電話】099-294-9702

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